大分・片野坂監督が男泣き退任会見 天皇杯準V「来季につながる財産」、来季はG大阪監督就任有力
2021年12月21日 05:30
サッカー
クラブへ自身が残せたものは「大分といえばボールをしっかりつないでいくサッカーをするという印象を付けることはできた」とうなずいた。続いて「チーム伝統の粘り強さは継続していくべき」と提言し「サッカーのベーシックな部分、走ることや球際を戦う、フィジカル的な強さ、クオリティー、強度、そういった泥臭い部分は大事」と足りないものを指摘し、個々の成長を期待した。
「決して忘れることはない」と涙を見せながら大分での6年間を振り返り「次のステップに進んでも監督、人間としての成長、サッカー界にいい影響を与えられるようにしっかり精進したい」と誓った。同席した榎徹社長は「感謝しかない。クラブとして十分なサポートができない中、持てる力の中で最大値を出してくれた」とねぎらった。片野坂監督は来季、G大阪の監督就任が有力になっている。(村田 有子)