J2降格の鳥栖 新監督に小菊昭雄氏が最有力候補 今季限りでC大阪退団 熱血漢に「再建」託す

2024年10月20日 01:00

サッカー

J2降格の鳥栖 新監督に小菊昭雄氏が最有力候補 今季限りでC大阪退団 熱血漢に「再建」託す
今季限りでC大阪の監督を退任する小菊昭雄氏 Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1リーグ第34節   鳥栖0ー2京都 ( 2024年10月19日    ヨドコウ桜スタジアム )】 京都に0―2で敗れた鳥栖は4試合を残して18位以下が確定しJ2降格が決まった。複数の関係者によると、来季指揮官にはC大阪を今季限りで退団する小菊昭雄氏(49)が最有力候補に挙がっているという。
 若手育成に定評のある熱血漢に、クラブの再建が託される。関係者によると、鳥栖は今季限りでC大阪を退団する小菊監督に既に正式オファーを提示。交渉は細部を詰める段階だといい、順調に進んでいるもようだ。

 8月上旬に川井監督を解任し、OBの木谷監督を新指揮官として迎えたが、12試合連続勝ち星なし。この日の京都戦も相手GKの退場で前半10分以降は数的有利となったが、ゴールを奪えなかった。木谷体制では一度も勝利がなく、失点数はリーグワーストの65。木谷監督は「私が起こした結果」と声を落とし、GK朴は「必然の結果。クラブとして変わらないと。つくり直した方がいい」と厳しい言葉を並べた。夏場にMF横山(バーミンガム)やMF長沼(浦和)ら主力が大量流出した影響もあった。

 12得点のFWマルセロ・ヒアンには、既に国内外の複数クラブが興味を示している。人件費はJ1で下から2番目の約10億円と乏しく、来季の陣容が大きく変わることは避けようがない。小菊監督はC大阪でMF香川を見いだし、DF西尾をパリ五輪代表選手に育て上げた。フラットな競争が信条だ。最短1年でのJ1復帰と選手育成を託すうえで、これ以上ない人材と言えそうだ。

 ◇小菊 昭雄(こぎく・あきお)1975年(昭50)7月7日生まれ、兵庫県神戸市出身の49歳。滝川二高から愛知学院大を経て、98年に当初はアルバイトでC大阪のスタッフに。02~05年にスカウトを担当し、06年にトップチームのアシスタントコーチに就任。コーチ、強化部課長、ヘッドコーチなどを経て21年8月に監督就任。

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