高川学園 青森山田を相手に“嵐”起こせず 北主将「日本一になりたかったので悔しい」

2022年01月09日 05:30

サッカー

高川学園 青森山田を相手に“嵐”起こせず 北主将「日本一になりたかったので悔しい」
青森山田に大敗し肩を落とす高川学園イレブン(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【第100回全国高校サッカー選手権大会準決勝   高川学園0ー6青森山田 ( 2022年1月8日    国立 )】 試合終了のホイッスルが響くと、高川学園イレブンはピッチ上でうなだれた。リズムをつくれないまま青森山田に完敗。MF北主将は「日本一になりたかったので悔しい」と唇をかんだ。
 試合開始3分にセットプレーから先制を許すと、その後も敵陣に入り込めない苦しい展開が続いた。相手の高い位置でのプレスに苦しみ、北主将は「びびって長いボールを蹴ってしまうことが多かった」と悔やんだ。立て直せず、後半はシュート0本に終わった。

 大会前に本来なら主将を務めるはずだったDF奥野がけがのため離脱し、北が代理で重責を担ってきた。チームは「奥野を国立に連れて行こう」を合言葉に躍進。独創的で奇抜なフリーキック「トルメンタ(スペイン語で嵐の意味)で大会を盛り上げた。北は「一つになってここまで来れたことは良かった」と胸を張った。

 2年生のDF岡、MF武藤はともに先発出場し、全国トップの実力を肌で感じた。江本孝監督は「厳しく、激しくしのぎを削る練習を積み重ねていかないと」と前を向いた。優勝候補を相手に嵐は起こせなかったが、国立での経験は貴重な財産となる。(杉浦 友樹)

おすすめテーマ

2022年01月09日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム