なでしこ“世界最速”で9大会連続W杯決めた!菅沢が独壇場4発、7―0大勝で4強

2022年01月31日 05:30

サッカー

なでしこ“世界最速”で9大会連続W杯決めた!菅沢が独壇場4発、7―0大勝で4強
ゴールを決めて喜ぶ菅沢(右)=AP Photo By AP
 【女子アジア杯準々決勝   日本7―0タイ ( 2022年1月30日    インド・ナビムンバイ )】 3連覇を目指すFIFAランキング13位の日本代表「なでしこジャパン」は、準々決勝で同38位のタイに7―0で大勝し、9大会連続のW杯出場を韓国とともに世界最速で決めた。FW菅沢優衣香(31=三菱重工浦和)は前半27分の大会初得点を皮切りに圧巻の4得点。全7点のうち6点に絡む大活躍でチームを引っ張った。次戦は2月3日に中国と準決勝で対戦する。
 菅沢が夢の大舞台への扉を開いた。勝てば23年W杯(オーストラリアとニュージーランドで共催)出場が決まる大一番で、相手を粉砕する4得点。7点のうち6点に絡む“独壇場”だった。W杯で準優勝した15年カナダ大会、16強だった19年フランス大会の出場経験を持つチーム最年長が、ストライカーとしての責任をゴールという最高の形で果たした。

 緊急発進だった。前半9分、足を痛めたFW田中美に代わって出場すると同27分には真骨頂を発揮。左からのクロスに素早く反応し、相手DFの前で滑り込みながら右足で合わせた。「良いクロスが入ってきたし、ニアで合わせるのは自分の得意なプレー。今日のベストゴールかなと思う」。自身の今大会初得点が決勝点となった。

 その後も止まらない。3―0の後半20分、自ら獲得したPKを落ち着いて蹴り込んだ。5点リードの35分にはペナルティーエリア外の中央から右足のミドル弾でハットトリックを達成。3分後にもこぼれ球を頭で詰めた。Aマッチ通算82試合目で自身最多の1試合4得点を記録し、チームをけん引した。

 「W杯出場権は自分たちにとって最低限の目標だった。準決勝、決勝を勝ってチャンピオンになれるように頑張りたい」。W杯切符を手に入れ、次に見据えるのは頂点のみ。女王としての覚悟と責任を、菅沢がプレーで見せ続ける。

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