雑音一蹴!南野 最終予選初ゴール!「気負っていなかったけど、貢献したい思いはあった」

2022年02月02日 05:30

サッカー

雑音一蹴!南野 最終予選初ゴール!「気負っていなかったけど、貢献したい思いはあった」
<日本・サウジアラビア>前半、伊東(右)に祝福される南野(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【カタールW杯アジア最終予選B組   日本2-0サウジアラビア ( 2022年2月1日    埼玉 )】 悩める背番号10が、ついに目覚めの時を迎えた。0―0の前半32分。伊東のクロスを大迫がスルーし、ゴール前でパスを受けたのは南野だった。鋭い切り返しでDFを翻弄(ほんろう)すると左足を振り抜いた。GKの足に当たりながら執念でゴールにねじ込んだ。
 「得点を取れていなかったことに対してそこまで気負っていなかったけど、貢献したい思いはあった。どんな形でも得点は得点。決められて良かった」

 右手で小さくつくったガッツポーズと少し照れたような笑みで、かみしめたW杯アジア最終予選初得点。大迫に並ぶ森保ジャパン最多17得点目はチームに勢いをもたらした。後半5分には敵陣ゴール前中央から長友へパス。伊東の追加点を演出した。

 主に4―2―3―1のトップ下でプレーした2次予選では、出場7試合9得点を挙げたが、その2次予選途中から主戦場が左サイドへ移った。不慣れな位置。4―3―3システムに変更された昨年11月のベトナム戦とオマーン戦ではシステムの原理原則にとらわれすぎてサイドに張るシーンが目立ち、プレーの精彩を欠いた。だが1月27日の中国戦。「中盤で前を向いてゴールへ仕掛けたり、エリア内で仕事できるにはどうすれば良いかを考えていた」。相手や味方を見ながら中央寄りや右サイドにポジションを移すなど、形式にとらわれない動きでチャンスをつくった。得点の予兆はあった。

 「まだ何も決まっていない。ラスト2試合も勝ってW杯出場を決めたい」

 得点力不足の一因として、批判にさらされてきた。だが自分が生きるすべを見つけようと必死にもがいた。試行錯誤した。そんな愚直な姿が、W杯に王手をかける大一番での大きな結果につながった。

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