神戸・ロティーナ新監督 低迷打破へ同郷イニエスタと共闘宣言「彼の最大限のパフォーマンスを引き出す」

2022年04月09日 05:30

サッカー

神戸・ロティーナ新監督 低迷打破へ同郷イニエスタと共闘宣言「彼の最大限のパフォーマンスを引き出す」
J1神戸の新監督に就任したロティーナ氏 Photo By 提供写真
 神戸は8日、ミゲル・アンヘル・ロティーナ氏(64)の新監督就任を発表した。スペイン1部エスパニョールなどでタイトルを獲得し、Jリーグでも3クラブで指導した経験豊富な指揮官は、同郷のMFアンドレス・イニエスタ(37)との共闘を宣言。低迷打破へ、10日のC大阪戦(ノエスタ)が初陣となる。
 開幕早々17位に落ち込み、J2降格圏内から抜け出せない。負の要素しかない状況にも、名将は再建へ確かな自信をのぞかせる。

 「順位表で下の方にいるチームにおいて、欠点を見つけるのは簡単。自分としては欠点を探しに来たわけではない。ゼロからチームを組み立てにきた」

 巻き返しの軸には、幾多の修羅場をくぐり抜けてきた同郷イニエスタを指名した。

 「彼の最大限のパフォーマンスを引き出さないといけない。彼がピッチにいるときにプレーしやすい環境を整えないといけない」

 リーグ開幕から9戦未勝利で、その間の15失点はリーグワースト。「守備と攻撃の関係性が重要で、その2つが1つになって成り立っている。その中で明確なアイデアをチームに与えられれば」。狂った攻守の歯車を早期にかみ合わせるべく、会見後には早速、練習へ合流した。

 初陣となる10日は19~20年にタクトを振るったC大阪が相手。16日からはACL1次リーグが始まる。古巣撃破を足がかりに、大逆襲の航海に出る。(八木 勇磨)

 《永井SDがパワハラ騒動を謝罪》会見に同席した永井スポーツダイレクター(SD)は冒頭「世間をお騒がせし、改めておわびします。サッカー人として、神戸のために全身全霊懸けて頑張る」と頭を下げた。永井SDはJ2東京V監督時代のパワハラ行為で1年間の公認S級コーチライセンス停止処分中。2日の試合前にも「自分の未熟さが招いたこと」と話しており、公式の場では2度目の謝罪となった。今回のロティーナ氏の招聘(しょうへい)理由については「この状況をすぐに好転してもらえるのは彼しかいない」と説明した。

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