C大阪 今季初の連勝で5位浮上 先制弾の清武「凄く価値のある勝ち方」J1通算300勝も王手
2022年05月26日 05:30
サッカー
ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)に笑った。前半24分、GK金鎮鉉(キムジンヒョン)のクリアが相手に当たったことでボールを奪われ、あっさりゴールを許した。だが、VARの末、オフサイドとの判定で取り消しに。胸をなで下ろした。
再び笑ったのは、スコアレスで迎えた後半17分だった。DF山中のクロスが相手に当たり、ゴールラインを割った。そのままCKで再開かと思われたが、VARが介入しハンドの判定でPKを獲得。「大分や代表でずっと一緒にやっていた(西川)周ちゃんだったので、今までで一番やりづらかった」と緊張感を漂わせながらも、清武が22分にきっちり決めて先制点を奪った。この1点が流れを変え、44分には裏へと抜け出したMF毎熊が右足で豪快な追加点を決めた。
劣勢だった前半を耐え、修正した後半に一気にたたみかけ、ホームで3連勝。清武は「この勝ちはチームにとってでかいし、凄く価値のある勝ち方だった」と振り返った。
首位鹿島とは勝ち点7差の5位に浮上。「次、湘南に勝てば優勝争いに加われる。上位争いから優勝争いできるチームに全員で成長したい」と小菊監督は力を込めた。混戦模様の今シーズン。C大阪が優勝争いに割って入る準備はできている。(康本 園子)