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スペインの17歳新星・ガビが存在感　先制弾起点で指揮官「特別な選手」

2022年06月04日 05:30

サッカー

スペインの17歳新星・ガビが存在感　先制弾起点で指揮官「特別な選手」
＜スペイン・ポルトガル＞C・ロナウド（左）と競り合うガビ（ロイター）
 【欧州ネーションズリーグ　リーグA・2組   スペイン1－1ポルトガル （ 2022年6月2日 ）】 前回準優勝のスペインは2日、リーグA2組の初戦でポルトガルと1―1で引き分けた。W杯1次リーグで日本との対戦が決まってから初の試合で17歳のMFガビ（バルセロナ）が先制点に絡むなど存在感を示した。
　あどけなさが残るガビがピッチ上で最高の輝きを放った。前半25分、自陣でこぼれ球を拾ってドリブルで持ち上がると、前を走るサラビアに絶妙なスルーパスを通し、折り返しをモラタが決めた。後半36分に退くまでたびたび好機に絡んだ17歳を、ルイスエンリケ監督は「まだあまり知られた存在ではないかもしれないが、特別な選手だ」と持ち上げた。

　試合会場のセビリア出身。11歳でベティス下部組織からバルセロナに移り、昨年8月のリーグ戦でデビューした。優れたドリブルとパス能力に加え、1メートル73と小柄ながら屈強な肉体と闘争心を誇り、公式戦出場わずか7試合で昨年10月6日の前回ネーションズリーグ準決勝イタリア戦に先発。17歳62日で85年ぶりにスペインの最年少出場記録を更新した。

　クラブのチームメートでもある19歳のペドリ離脱もあって起用され、W杯はメンバー入りを争う。それでも指揮官に「代表の現在であって未来」と言わしめる新星に、スペインの底知れない強さの一端がうかがえた。

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