川本治氏 スペインにも隙がある サイドバックの裏、伊東のスピードや三笘のドリブルが武器に

2022年06月04日 05:30

サッカー

川本治氏 スペインにも隙がある サイドバックの裏、伊東のスピードや三笘のドリブルが武器に
<日本・パラグアイ>攻守に奮闘した三笘(左) (撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【川本治 視点】スペインは一昔前の細かいパスをつなぐサッカーから、変化した。密集ではなく、選手が距離を取りながらパスを正確に通し、受け手がマークされても正確に止めて次のプレーを選択する。攻守の切り替えは早く、ボールを失ったらすぐに奪いに行くし、奪ったらすぐに攻める。相手に前を向かせないように全員が徹底して守る。先制点もいい守備からの見事なカウンターからだった。
 MFガビはパスも出せるしドリブルもできる。状況判断も良く、とても17歳とは思えない。次々と若い選手が台頭してきて選手層も厚く、競争も激しい。W杯でも優勝争いに加わるだろう。

 ただし、隙もあった。同点に追いつかれた場面は、右からのアーリークロスに対応が遅れたもの。サイドバックがたびたび攻撃参加するため、その裏にはスペースが生まれる。日本は伊東のスピードや三笘の細かいドリブルを生かせば、決定機をつくれるはずだ。 (元ジェフ市原強化部長)

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