【Jトピ~データで読み解く U―21日本代表編】アジア制覇へ4本の矢 15日準決勝ウズベキスタン戦

2022年06月15日 05:45

サッカー

【Jトピ~データで読み解く U―21日本代表編】アジア制覇へ4本の矢 15日準決勝ウズベキスタン戦
優れた対人プレーを見せているチェイス=中央(C)AFC Photo By 共同
 U―21日本代表はウズベキスタンで行われているU―23アジア杯で、15日に決勝進出を懸けてウズベキスタンと対戦する。パリ五輪世代にとって初の主要国際大会。これまで戦った4試合での活躍ぶりを「データスタジアム」提供のスタッツのチーム内ランキングで振り返る。(記録課)
 これまでの4試合中、3試合でゴールマウスを守ったのがGK鈴木彩艶(ざいおん)。ビッグセーブを連発し、開幕戦となったUAE戦では後半にPKのピンチを救う好セーブを見せ、チームに勢いをもたらした。キャッチング能力が高く、24回のキャッチでファンブルは一度もなしと確実性が光った。

 DFチェイス・アンリはチーム最年少の18歳ながら最終ラインを任されている。国際経験が少ないこともあり、初戦のUAE戦ではミスが目立ったが、徐々に持ち味を発揮した。CBI(クリア、ブロック、インターセプト)は最多の22回で、空中戦も2位の7勝とフィジカルの強さを生かし、優れた対人プレーを見せている。

 MF藤田譲瑠(じょえる)チマは先発した試合でキャプテンマークを巻きチームを統率。相手に仕掛けたタックル12回中、最多の10回奪取に成功。83%と高い奪取率で、ボールホルダーに対し激しくプレッシャーをかけた。

 日本最多の3ゴールを挙げているのがFW鈴木唯人。このチームではFWではなく、インサイドハーフやトップ下を担い、得点だけでなく、攻撃の組み立て役もこなす。FW細谷との相性も良く、相手DFの裏などを狙ったスルーパス9本は日本最多。2列目からの飛び出しも見せ、攻撃陣をけん引している。

 他にもドリブル成功率75%、被タックル保持率80%と抜群のテクニックでキープ力の高さを見せたMF斉藤、タジキスタン戦で豪快なボレー弾を決めたMF松木や、守備での貢献度も高い唯一の大学生、MF佐藤など好プレーを見せている選手が多い。この4試合で招集された23人中、GKの佐々木以外の22人が出場した。

 3大会ぶりの優勝を目指す若き日本代表は、年上世代の相手に果敢に挑み結果を残してきた。残り2戦でさらなる成長が期待できそうだ。(データ提供・データスタジアム)

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