横浜・西村 4戦連発で堅首6連勝呼ぶ 森保監督の前で猛アピール「目の前の試合に集中するだけ」
2022年07月07日 04:30
サッカー
J1得点王争いで3位タイに浮上した。日本人選手では、鹿島からベルギー1部セルクル・ブリュージュへ移籍した上田に次ぐ2位タイ。日本代表の森保監督が視察した中、E―1選手権での代表入りへ猛アピールした。本職はFWだが、今季は不慣れなトップ下にも挑戦しさらに成長。かつてロシア1部CSKAモスクワやポルトガル1部ポルティモネンセでプレーした経験を持ち、プレー強度も海外レベルを誇る。
持ち味は何といっても豊富な運動量。この日も全選手でダントツの走行距離14・115キロを叩き出し、自身が3月2日の神戸戦で記録した今季J1最長を更新した。広島には4月6日のアウェー戦でハイプレスに苦しみ0―2で敗戦。だが、西村の活躍もあり、同じ轍(てつ)を踏まなかった。「代表のことは耳に入ってくるけど、目の前の試合に集中するだけ」と西村。無尽蔵のスタミナでチームを19年以来となる王座奪回へとけん引する。
◇西村 拓真(にしむら・たくま)1996年(平8)10月22日生まれ、名古屋市出身の25歳。富山第一では2年時に高校選手権優勝。15年に仙台入りし16年9月甲府戦でJ1初得点、17年ルヴァン杯ニューヒーロー賞。18年8月にCSKAモスクワ移籍。20年1月にポルティモネンセに期限付き移籍も同3月に仙台復帰。今季横浜に完全移籍で加入した。1メートル78、76キロ。利き足は右。