「大迫、半端ない」神戸救う決勝弾に吉田監督も歓喜!今季初3連勝でJ2自動降格圏を脱出

2022年07月10日 06:00

サッカー

「大迫、半端ない」神戸救う決勝弾に吉田監督も歓喜!今季初3連勝でJ2自動降格圏を脱出
<磐田・神戸>後半、ゴールを狙う神戸・大迫 Photo By 共同
 【明治安田生命J1第21節   神戸1-0磐田 ( 2022年7月9日    ヤマハ )】 2試合が行われ、神戸は敵地で磐田に1―0で勝利した。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38)を中心に攻め立て、後半31分にFW大迫勇也(32)が2試合連発となる決勝PK。今季初の3連勝で、暫定16位に浮上した。
 吉田監督も思わずうなった。「半端ない。大迫、半端ない」。かの有名なフレーズを自ら口にし、決勝点を挙げた“ジョーカー”大迫を最大限に称えた。

 0―0の後半31分だった。武藤が得たPKをド真ん中に蹴り込んだ。「気持ちですね」。右足を痛めて3試合連続途中出場になっているが、2試合連発。「得点というのは入るときは入る。自分のコンディションを100%にしていければ自然と結果は付いてくる。少しずつ良くなっているけど、今は頭(スタメン)から出ていないができることはやっていく」。前半15分のMF山口のゴールがオフサイド判定になった時には、誰よりも先にベンチから飛び出し抗議。後半19分に投入されると最前線で体を張った。戦う姿勢や一体感を出し続けた。その結果が決勝ゴールにつながった。

 チームは今季初の3連勝。暫定ながらJ2自動降格圏を脱出する16位に浮上した。鳥栖戦(7月2日)、清水戦(同6日)と試合をするたびに内容も向上。「2週間前には考えられないくらいポジティブになっている。サッカーは恐ろしい」と大迫は話す。暫定的に指揮を執ったリュイス監督を含めて3度の監督交代、シーズン途中での社長交代など迷走を続けたタレント軍団が、やっと本来の力を取り戻しつつある。(飯間 健)

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