“ストライカー”伊東 豪快ヘッドで仏1号、W杯へ新境地 2トップ先発起用応えた
2022年08月30日 04:30
サッカー
前半30分には得意の右サイドに流れてパスを受け、クロスで決定機をつくるなど攻撃をけん引。微妙な判定でチームに退場者が出た影響で後半22分に交代したが、地元サポーターから大喝采を浴びた。終盤に追いつかれて今季初勝利は逃したものの、ガルシア監督は「選手はこれ以上ないくらい、よくやってくれた」と強豪リヨンを相手に奮闘した伊東らを称えた。
フランス1部での日本人選手の得点はMF松井大輔(現J3YS横浜)、DF酒井宏樹(現浦和)に続く3人目。デビューから3試合目、先発2試合目での初ゴールで“新スタイル”を印象付けた。右サイドを切り裂く高速ドリブルを武器に昨季はベルギー1部ゲンクで8得点16アシストと活躍し、リーグのアシスト王を獲得。移籍金1000万ユーロ(約13億8000万円)、4年契約と高い評価を受けて加入した新天地では2試合連続で2トップで先発起用されている。
「新たなチャレンジをしようと思った」と話した通り、新ポジションに早くも適応。日本代表では右サイドの不動の存在である“イナズマ純也”が、FW大迫勇也(神戸)の復帰遅れなど、不安のある森保ジャパンの1トップで新たなオプションになりえるかもしれない。