“ストライカー”伊東 豪快ヘッドで仏1号、W杯へ新境地 2トップ先発起用応えた

2022年08月30日 04:30

サッカー

“ストライカー”伊東 豪快ヘッドで仏1号、W杯へ新境地 2トップ先発起用応えた
<Sランス・リヨン>加入後初ゴールとなる先制点を決め喜ぶスタッド・ランスの伊東(左手前) Photo By 共同
 【フランス1部   Sランス1-1リヨン ( 2022年8月28日 )】 フランス1部スタッド・ランスに加入した日本代表FW伊東純也(29)が今季初ゴールを決めた。ホームのリヨン戦に先発し、後半22分までプレー。前半24分に頭で先制点を決めた。チームは終盤に追い付かれて1―1で引き分けて今季初勝利を逃したものの、2トップの一角として存在感を示した“IJ”はW杯へ向けて新境地を開拓しようとしている。
 “ストライカーIJ”が豪快にフランス1号を決めた。前半24分、前線で相手DFの間にポジションを取ってフリーとなった伊東が、右クロスに反応。クラブ公式サイトが「他の誰よりも高く跳んだ」と表現したジャンプから頭を振ってボールを捉え、左サイドネットを揺らした。

 前半30分には得意の右サイドに流れてパスを受け、クロスで決定機をつくるなど攻撃をけん引。微妙な判定でチームに退場者が出た影響で後半22分に交代したが、地元サポーターから大喝采を浴びた。終盤に追いつかれて今季初勝利は逃したものの、ガルシア監督は「選手はこれ以上ないくらい、よくやってくれた」と強豪リヨンを相手に奮闘した伊東らを称えた。

 フランス1部での日本人選手の得点はMF松井大輔(現J3YS横浜)、DF酒井宏樹(現浦和)に続く3人目。デビューから3試合目、先発2試合目での初ゴールで“新スタイル”を印象付けた。右サイドを切り裂く高速ドリブルを武器に昨季はベルギー1部ゲンクで8得点16アシストと活躍し、リーグのアシスト王を獲得。移籍金1000万ユーロ(約13億8000万円)、4年契約と高い評価を受けて加入した新天地では2試合連続で2トップで先発起用されている。

 「新たなチャレンジをしようと思った」と話した通り、新ポジションに早くも適応。日本代表では右サイドの不動の存在である“イナズマ純也”が、FW大迫勇也(神戸)の復帰遅れなど、不安のある森保ジャパンの1トップで新たなオプションになりえるかもしれない。

おすすめテーマ

2022年08月30日のニュース

特集

【楽天】オススメアイテム
`; idoc.open(); idoc.write(innerHTML); idoc.close(); });