守田は移籍後初アシスト、鎌田は勢い持ち込めず不発 日本代表対決CLデビュー戦に明暗

2022年09月09日 04:30

サッカー

守田は移籍後初アシスト、鎌田は勢い持ち込めず不発 日本代表対決CLデビュー戦に明暗
相手と競り合うスポルティングのMF守田英正(AP) Photo By AP
 【欧州チャンピオンズリーグ・1次リーグ第1戦 D組   スポルティング3ー0フランクフルト ( 2022年9月7日 )】 スポルティングのMF守田英正(27)は7日、敵地のアイントラハト・フランクフルト戦で初アシストを記録するなど2点に絡んで3―0の勝利に貢献した。守田と同じくCL初出場となったEフランクフルトのMF鎌田大地(26)は不発に終わり、日本代表対決は明暗を分けた。
 0―0の後半20分、前線に上がった守田の前にぽっかりとスペースが広がっていた。ペナルティーエリア内の左だ。左サイドに流れていたFWゴンサウベスに、走りながら右手で足元へのパスを求め、右足でトラップしてから左足で折り返した。パスを受けた中央のFWエドワーズが先制ゴール。「(ゴンサウベスが)外に走ったので、そこが空くのは分かっていた。うまく連動できた」。果敢な攻撃参加からのアシストで突破口を開いた。

 2分後にもダイレクトで鋭い縦パスを通して追加点の起点になった。ミスからピンチを招く場面もあったチームに勢いをもたらし「前半は結構押されていたし、自分たちの思っていた内容ではなかったけど、頑張ってゼロに抑えたことが後半に生きたかな」と息をついた。

 1年半在籍した離島の小クラブ・サンタクララから今夏、ポルトガル屈指の強豪スポルティングに引き抜かれた。開幕から公式戦6試合に全て出場して先発4戦目。欧州最高峰のCLデビューを果たし「アンセム(大会公式曲)を聴いた時に凄く感じるものがあった」と感慨深げだった。

 トットナム、マルセイユを加えた4チームの競り合いが予想されているD組にあって敵地の3―0勝利は会心のスタート。それでも守田は「僕のボールロストが多かった。改善の余地を凄く感じたので、次につなげたい」と満足はしていない。

 鎌田、長谷部との日本人対決には「意識しすぎないように。でも欧州で日本人と一緒に戦えるのは凄く楽しかった」と貴重な機会を振り返った。W杯カタール大会を控え、守田が新たな環境、新たな大会で経験を蓄えていく。

 《鎌田は後半38分長谷部と交代》公式戦6戦5発と好調だった鎌田は不発だった。後半8分にペナルティーエリア内でシュートを放つ場面もあったが、相手がブロック。チームはその後に3失点した。後半38分から鎌田と交代した長谷部はウォルフスブルク時代の09年12月8日のマンチェスターU戦以来、4656日ぶりのCL出場。ボランチで存在感を示した38歳は「こういう舞台に立てるのは幸せだが、勝つことが目標」と巻き返しを誓った。

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