日本代表・鎌田 W杯仕様カウンターから米撃ち“王様弾”4―2―3―1布陣変更で確かな変化
2022年09月23日 23:52
サッカー
「今季は結果を残しているからとかではなく、自分は数年前からいいレベルでできていると思う。いい成長曲線を描けていると思うし、いプレーはできている自信もある」
6月の親善試合で鮮明になった“伊東頼み”の攻撃は、4―3―3から4―2―3―1への布陣変更で確かな変化があった。目を見張ったのは“王様”鎌田の復権だ。2枚のインサイドハーフからトップ下になって生まれたスペースで自在にタクトを振るう。密集地帯でも動き出しや体の向きで時間と空間をつくり出し、より高い位置で起点に。時には左右のサイドハーフに寄っていき、最大の武器である両翼の強みを引き出した。
前半13分には前線からのプレスで久保がボールを奪うと鎌田につながった。マークを受けながらもGKとの1対1をつくりだした。相手GKの好守に阻まれたものの、各選手が今遠征で口にした「共通認識」と森保ジャパンのベースが垣間見えた。
攻撃陣では大迫、浅野が不在の今合宿。後半からは前田に代わり、7月のE―1選手権で3得点を決めた湘南の町野が1トップに入った。後半10分に伊東、同20分に鎌田が右足で狙うも相手GKが好セーブ。その後、ゴールを割れない時間が続いたが、後半43分、途中出場の三笘がゴールを決めて、ドイツ遠征初戦は勝ち切った。
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