横浜が3年ぶりJ1優勝に王手 水沼2発で名古屋に快勝 次節8日にも歓喜

2022年10月01日 20:57

サッカー

横浜が3年ぶりJ1優勝に王手 水沼2発で名古屋に快勝 次節8日にも歓喜
<名古屋・横浜>後半、自身2点目のゴールを決めた水沼(18)を迎える横浜Mのマスカット監督=豊田 Photo By 共同
 【明治安田生命J1リーグ第31節   横浜4―0名古屋 ( 2022年10月1日    豊田ス )】 首位の横浜がMF水沼宏太(32)の2ゴールなどで名古屋に快勝し、J1優勝に王手をかけた。2位の川崎Fが札幌に敗れ、ともに残り4試合で勝ち点差が8に開いた。早ければ次節の8日ホームG大阪戦で、3年ぶりのリーグ制覇が決まる。
 この日の主役は、クロス職人の水沼だった。前半16分、DF永戸のライン際からの折り返しに、DFの背後からゴール前に飛び込んで先制。後半開始直後にも鮮やかな連係から、MF喜田の絶妙なダイレクトパスを冷静に流し込んだ。その後も決定機に顔を出し、あと少しでハットトリックという活躍。「なかなかチャンスはないので取れたら良かったけど、勝つことができたので」と笑顔を見せた。

 試合終盤になってもイレブンの足は止まらず、チーム得点トップのFWセアラに今季11点目、U―21日本代表の欧州遠征から戻ったばかりのMF藤田にも今季初得点が飛び出し、ホームの名古屋を圧倒した。さらに左足首の負傷で離脱していたFW西村が後半途中から、当初の見通しより早い3週間でピッチに戻ったのも朗報だ。「きょうは多少無理したけど、それ以上にこのメンバーで優勝したい、それに貢献できるんじゃないかという気持ちが上回った」。指揮官の打診に、首をタテに振った心境を明かした。

 8日にG大阪に勝ち、川崎Fが清水に引き分け以下なら、3年ぶりのリーグ優勝が決まる。次戦からは3試合連続でホーム開催。今季11勝3分けと負けのないホームで、歓喜の瞬間を迎える可能性が限りなく高まった。それでも水沼は「次も変わらず、1試合にかける思いを表現したい」と、冷静に先を見つめていた。
 

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