久保建英、6戦ぶり弾&3戦連続1アシスト ソシエダは「理想の場所」
2022年10月04日 04:00
サッカー
![久保建英、6戦ぶり弾&3戦連続1アシスト ソシエダは「理想の場所」](/soccer/news/2022/10/04/jpeg/20221004s00002020073000p_view.webp)
「打った瞬間に入ったと思った」と満足げに振り返った21歳のアタッカー。前半8分には自らゴールショーの口火も切っていた。ペナルティーエリア内を縦に抜けてパスを引き出すとグラウンダーの左クロスでFWセルロートの先制点を演出。公式戦3試合連続のアシストを記録した。
昨季までは右サイドから切れ込む動きが武器だったが、9月8日の欧州リーグ・マンチェスターU戦では途中から左サイドに位置を移して躍動。4―4―2で2トップの一角に入ったこの日も流動的に動きながら、左に流れて決定機を築いた。
日本代表でも9月23日の米国戦では2年ぶりに4―2―3―1の左サイドとして先発。「現状は代表で勝負するとしたら左」と自覚する中で「こうやって結果を出して先発でプレーできると見せられたのは凄く良かった」と手応えを口にした。
久保が躍動してRソシエダードも今季初の連勝。公式戦全9試合に出場して先発が7試合に2得点3アシストとチームに欠かせない戦力となっているが、久保は「僕が助けているというよりも、チームが僕の良さを生かして良い選手にしてくれている」と振り返り、「僕は理想のチーム、理想の場所を見つけた」と続けた。
昨季までは期限付き移籍を繰り返し、守備重視の戦術で持ち味を生かせないこともあったが、完全移籍で腰を据えた新天地ではテクニシャンに囲まれて躍動。「前め(のポジション)で使ってくれたらこうなると示せて自信になった」。スペイン4季目にして能力を生かせるチームにたどり着き、プレーの幅を広げて先発にも定着。日本代表との相乗効果を期待させる充実のシーズンを送っている。
▽森保ジャパンのMF左サイド 18年の結成後は4―2―3―1が基本布陣で、19年のアジア杯やW杯2次予選の前半は原口や中島が先発。新型コロナの影響による中断を経て21年の2次予選再開後は主に南野が担った。同年の最終予選の途中から4―3―3の布陣が主となり、近い位置の左FWは南野と三笘の争いとなっていた。