森保ジャパン大丈夫?不安残るハイプレス不発 “手の内隠し”の側面も 終盤3バックが秘策

2022年11月19日 04:30

サッカー

森保ジャパン大丈夫?不安残るハイプレス不発 “手の内隠し”の側面も 終盤3バックが秘策
話をする森保監督(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【国際親善試合   日本1―2カナダ ( 2022年11月17日    ドバイ )】 サッカー日本代表の森保監督は敗れたカナダ戦を「全体のコンディションを上げる部分。W杯本大会を見据えた戦術的確認。そして状況によってシステムを変えていくという部分では本番に向けて良い準備ができた」と淡々と振り返った。ケガ人が続出し、復帰した浅野や田中らは試合勘不足。W杯史上初の欧州シーズン途中という異例の開催とはいえ、初戦のドイツ戦へ不安が残った。
 大会直前に指揮官が交代した18年ロシア大会を除けば、過去のW杯前の最後の試合は、積み上げてきた年月の最終確認を行う場だった。10年南ア大会時は親善試合コートジボワール戦のスタメン9人が初戦のカメルーン戦へ。14年ブラジル大会時も7選手が最終テストマッチから初戦へと向かった。メンバー発表時に負傷中の選手を選出したため、コンディション向上を重視せざるを得なかった。

 9月のドイツ遠征の米国戦でハマった前線プレスも、遠藤と守田がいない中盤では数回のボール奪取にとどまった。「相手にボールを握られた時、どの高さでボールを奪いにいくか。まだ意思統一をしていかないと」と森保監督。目指すベスト8以上には限られた戦力では不可能。メンバーが変更した際の戦術浸透にも課題が残った。

 一方で、“手の内隠し”になった側面もある。関係者によると、森保監督はカナダ戦の後半40分から採用した3バックを秘策として温めているともいう。ドイツやコスタリカのメディアは「この相手を恐れる必要はない」と報じており、このまま対戦国が油断してくれればラッキーともいえる。

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