ドーハの奇跡だ!日本代表・森保監督が神采配 浅野&堂安ズバリ「途中から出た選手が決めてくれた」

2022年11月24日 05:10

サッカー

ドーハの奇跡だ!日本代表・森保監督が神采配 浅野&堂安ズバリ「途中から出た選手が決めてくれた」
<日本・ドイツ>円陣で喜ぶイレブン(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【W杯カタール大会1次リーグE組   日本2―1ドイツ ( 2022年11月23日    ハリファ国際競技場 )】 大胆な采配で歴史的勝利を手にした日本代表の森保監督は「選手たちがいい守備をしてくれて、チームが一丸で準備して粘り強くやって勝利につながった。チームの総合力、総力戦で戦うこと。スタートで出た選手ではなく、途中から出た選手が決めてくれた」と興奮気味に話した。
 前半を終えてボール支配率は17%で、シュート数は1―13。数字通り、サンドバッグ状態だった。前半20分ごろから守備はほころび始めていく。ドイツの左サイドバック、DFラウムが高い位置を取り3バックのような形で攻撃をしかけてくることは想定済み。その裏を突くことを狙いとしていたはずが、横パスで細かくマークをずらされたことでプレスがはまらなくなり、酒井の裏を何度も突かれてピンチを招く格好となった。PK献上の場面にも直結した。

 後半、指揮官は冨安を投入。3バックに変更した。ドイツに形を合わせることで守備を整理し、攻勢に出るための一手だった。徐々に後ろでボールをつなげる場面が増えると、同12分に長友→三笘、前田→浅野、そして26分に田中→堂安、30分に酒井→南野と次々に攻撃的選手を投入。ハイプレスの手を緩めず圧力をかけ続け、ドイツの体力を奪い、途中出場の選手が得点を生み出し、大逆転につなげた。

 日本が出場した過去6大会、初戦で勝ち点を手にした大会は全て1次リーグを突破している。だが、今の日本にとっては通過点。指揮官は「まだ1試合終わっただけ。一喜一憂せず今日を反省して、次の試合も勝利を目指して戦いたい」と気を引き締めた。

 W杯最終予選2敗という「突破率0%」の状況からよみがえってつかんだ、7大会連続のW杯切符。93年にW杯切符を逃した「悲劇」から1万618日後のドーハで、本当の歓喜へと続く物語が幕を開けた。

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