決勝T1回戦で“メッシ劇場”が開幕 背番号10の先制ゴールでアルゼンチンが2大会ぶりの8強へ

2022年12月04日 05:57

サッカー

決勝T1回戦で“メッシ劇場”が開幕 背番号10の先制ゴールでアルゼンチンが2大会ぶりの8強へ
<アルゼンチン・オーストラリア>後半、アルバレス(右)のゴールを喜ぶメッシ(同2人目)(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【FIFWワールドカップ決勝トーナメント1回戦   アルゼンチン2―1オーストラリア ( 2022年12月3日 )】 エースの活躍でアルゼンチンがオーストラリアを2―1で下し、準優勝した14年ブラジル大会以来、2大会ぶりの8強に駒を進めた。前半35分にFWメッシが今大会3ゴール目となる先制弾。2―0の後半32分に1点こそ返されたが、FIFAランク3位の優勝候補が順当に勝利を手にした。次戦は9日(日本時間10日未明)に準々決勝で同8位のオランダと激突する。
 メッシが“魔法の左足”で世界中を虜(とりこ)にした。FKのこぼれ球を相手陣深くの右サイドで拾って味方にパス。そのままペナルティーエリア内に入り込み、縦パスの落としを受けて左足を振り抜いた。1次リーグ第3戦ポーランド戦後に「疲労は問題ない。しっかり準備するだけ」と話していた35歳は、調子の良さを示すように結果でチームに勢いを与えた。

 アルゼンチンのサポーターの大歓声の中、“メッシ劇場”は続いた。後半12分に相手のミスをFWアルバレスが突いて、点差を2に広げた直後だった。18分、自陣からボールを持ち運ぶと、次々とオーストラリアの選手をかわして会場を沸かせた。さらに2分後にも華麗なドリブルで相手陣深くまで進入。得点にはつながらなかったものの、試合終盤の決定機演出や強烈なシュートも含めて「これぞメッシ」を見せつけた。

 初戦サウジアラビアでは衝撃的な番狂わせを起こされた。その後にメッシは「僕たちを信じてほしい」とサポーターに呼びかけ、宣言通りに立て直しに成功。1次リーグ第3戦ポーランド戦では英雄マラドーナの持つ同国のW杯出場試合数(21)を塗り替え、この日は自身の持つ記録を23に更新した。「最後の挑戦」と位置付ける自身5度目のW杯。見据えるのは悲願の優勝だけだ。

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