中田浩二氏 中で起点、攻守操るグリーズマン

2022年12月16日 04:41

サッカー

中田浩二氏 中で起点、攻守操るグリーズマン
<フランス・モロッコ>攻守で貢献したグリーズマン(AP) Photo By AP
 【FIFA W杯カタール大会決勝T準決勝   フランス2ー0モロッコ ( 2022年12月14日    アルバイト競技場 )】 【中田浩二 視点】モロッコがシステムを5バック気味にして守備を固めてきたが、フランスは前半5分に先制できたことで、優位に試合を進められた。バランのフィードをグリーズマンが受けて、エムバペのシュートが相手に当たったところをT・エルナンデスが決めた。グリーズマンはパスの受け方が良く、マークする相手選手と入れ替われたことでチャンスになった。大会を通じて、相手が嫌がるところでパスを受け、サイドを生かすために中で起点をつくるなどうまく攻撃を操っている。彼がいるからフランスの攻撃が成り立っているといってもいい。
 2点目はデシャン監督の采配が当たった。左サイドをモロッコに崩される場面が出てきたことから、チュラムを入れて守りを固め、エムバペを中央に入れた。チュラムの攻撃参加からパスを受けたエムバペがドリブルで突破し、投入したばかりのコロムアニが決めた。

 決勝はアルゼンチンとの対戦だが、面白い試合になることは間違いない。エムバペとメッシの対決でもあり、共に5得点だが、どちらが決定的な仕事をするか。そして先制した方が主導権を握れるはずで、先制点がポイントになるだろう。(元日本代表DF)

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