神戸FW川崎修平 万能ドリブラーが海外経験生かす

2023年02月03日 06:30

サッカー

神戸FW川崎修平 万能ドリブラーが海外経験生かす
川崎修平(C)VISSEL KOBE
 【2月17日開幕 J1注目の新戦力 】 パリ五輪世代のドリブラーが1年半の成長の跡を見せる。ポルティモネンセ(ポルトガル)から神戸に期限付き移籍で加入した川崎修平(21)は重心の低いドリブル突破を武器に「最低5ゴール5アシスト」を目標に掲げた。
 21年夏にG大阪からポルティモネンセに完全移籍。だが鎖骨骨折や膝の手術もあって、トップチームでは出場機会ゼロに終わった。プレーできずにもがき苦しんだが「いろんなことを乗り越えられた」と無駄ではなかったと強調する。特に食事面の改善や肉体強化。同クラブに所属するGK中村航輔のサポートもあり、たくましさを増した。

 ポルティモネンセU―23チームでは公式戦19試合出場2得点1アシスト。センターFWだけではなく、両サイドのMFなど複数ポジションで起用された。MFイニエスタにFW大迫勇也、FW武藤嘉紀ら攻撃陣にベテランが並ぶ中、川崎の汎用(はんよう)性はチームを助ける力になるはずだ。

 「前に日本にいた時(G大阪時代)は結果を残せなかったので、ここで出したい。神戸にタイトルをもたらしたい」。激しいチーム内競争を勝ち抜いて個人とチームの目標を達成すれば、その先にはパリ五輪が見えているはずだ。 (飯間 健)

 ◇川崎 修平(かわさき・しゅうへい)2001年(平13)4月28日生まれ、大阪府岸和田市出身の21歳。ガンバ大阪ユース時代の19年にユース所属ながらトップチームの試合にも出場できる2種登録をされ、G大阪U―23チームの一員として同年5月のJ3富山戦でJデビュー。20年にG大阪トップに昇格し、同年9月の仙台戦でJ1デビューした。21年8月にポルティモネンセ移籍。J1通算18試合出場無得点。1メートル68、66キロ。利き足は右。

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