新潟のDFトーマス・デン(25)が14日、エクアドルと親善試合(24日シドニー、28日メルボルン)を行うオーストラリア代表に選出された。昨年12月のW杯カタール大会にも選出されたが、出場機会はなかった。それでも「W杯は出番がなかったのに呼んでもらえてうれしい。これはチャンスだと思うので自分の強さやクオリティーの高さをしっかり見せたい」と気合十分だ。
エクアドルとの親善試合はメルボルンとシドニーで行われる。「メルボルンにいる家族に活躍しているところを見せたい。そのためにも浦和に勝って、勢いをつけて代表に向かいたい」とまずは18日の浦和戦に集中する。
20年から2年間、浦和に在籍したが、21年はケガの影響でリーグ戦の出場は2試合のみ。「ネガティブな思い出しかない」という古巣に「新潟で成長しているところを見せたいし、チャンスがあればゴールも狙いたい」と並々ならぬ決意を口にした。(渡辺 直美)