新潟 ボランチ島田が堅守・名古屋の守備網崩す

2023年03月30日 05:30

サッカー

新潟 ボランチ島田が堅守・名古屋の守備網崩す
名古屋攻略に意気込む島田 Photo By スポニチ
 新潟は29日、聖籠町のアルビレッジで4月1日のホーム名古屋戦に向けた実戦練習などを非公開で行った。これまでリーグ戦全5試合に出場し、そのうち4試合に先発しているMF島田譲(32)は、ボランチとしてより攻撃的にゴールにつながる配球を意識。リーグ1位の1失点を誇る名古屋の堅い守備をこじ開けて、2試合ぶりの勝利を目指す。
 自身4年ぶりのJ1の舞台。島田は楽しさに加え、プレーの手応えをしっかりつかんでいる。「毎試合感じることも多くてやっていて楽しい。J2よりもハードな試合は続くけど、毎試合刺激になっている」と充実の日々を送る。

 リーグ戦は5試合を消化し、2勝2分け1敗の8位。滑り出しは良好だ。それでも「みんな今のままじゃダメだと思っている」と満足はしていない。「もっとよくしていかないと、という向上心を持っているし、もっと自分たちのスタイルを突き詰めたい」と究極のチームを目指すために中盤で攻守に存在を光らせている。

 昨季はボールを保持する時間も長く、相手のマークもさほど厳しくはなかった。だが、J1ではJ2の時ほど攻撃のチャンスをつくれないと感じている。「個人的にはボールを持ったら前を向くタイミングを逃さずに、前線の選手の動き出しに合わせないといけないし、相手にとってもっと厳しいところにボールをつけないと」と細かい部分の精度にこだわっている。

 26日のルヴァン杯鹿島戦(○1―0)では後半7分にボランチの秋山が決勝弾を決めた。「裕紀(秋山)のシュートは良かったし、チームとして苦しい時間帯で決められたのは凄く刺激にもなった」。島田は2年連続で2ゴールを挙げているが、J1ではまだゴールを決めていない。「チャンスがあったら狙っていく。J1初ゴール決めたいですね」とひそかに狙っている。

 現在2位の名古屋は5試合でわずか1失点。リーグトップの堅守を誇る。「攻略のイメージとかはまだないが、まずは前線の3枚が強力なのでカウンターに気をつけて、しっかりボールを奪いきりたい。そして先に点を取れるようにしたい」と先手必勝を目指す。4月はルヴァン杯も含めて7試合をこなすハードな日程となるが「いまのところコンディションは問題ないので大丈夫」と力強い。攻守でしっかりチームを引っ張るつもりだ。

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