福岡 アジア王者・浦和と激闘スコアレスドロー DF奈良「悔しさが大きいのは成長」

2023年05月20日 19:35

サッカー

福岡 アジア王者・浦和と激闘スコアレスドロー DF奈良「悔しさが大きいのは成長」
後半18分、福岡FW佐藤(左)のヘディングシュートも浦和GK西川に阻まれる Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1第14節   福岡0―0浦和 ( 2023年5月20日    ベスト電器 )】 アジア王者・浦和との激闘はスコアレスドローの決着だった。ただ誰一人としてアジア王者との引き分けに満足していなかった。勝てなかった悔しさがあふれるチームの様子に福岡主将のDF奈良竜樹(29)は「悔しさのほうが大きいのは成長かなと思う」と手応えを実感。集まった1万417人の観客にクラブJ1通算100勝目を届けることはできなかったが、チームの着実な進化を感じる「勝ち点1」になった。
 前半35分、浦和に先にネットを揺らされるもVARで攻撃側のハンドが認められノーゴール判定。VARに救われたことでここからギアが上がった。攻守で持ち味のハードワークを発揮し主導権を奪取。MF紺野の突破を起点に何度も相手ゴールを脅かした。

 後半18分にはルキアンからのクロスを頭で合わせたFW佐藤凌我(25)が決定的シュートを放つも相手GK西川が好セーブ。同20分には紺野のクロスに合わせたFW山岸祐也(29)の強烈ヘッドがポストに阻まれ、決定的場面を確実に作ったが、わずかに得点には届かなかった。

 守備では2戦連続で0封と堅守を取り戻し長谷部茂利監督(52)は「引き締まったゲームになった」と内容を評価。一方、ゴールに迫りながらも得点を奪えなかった攻撃面に「最後の質を痛感」と課題をあげ「選手とともに挑戦していきます」とさらに努力を重ねていくことを誓った。

 奈良は守備で奮闘する前線の選手たちのハードワークが無失点に大きく貢献していることを強調し「前の選手たちに頭が下がる」と感謝。佐藤らがあと一歩で得点を奪えていないことに「本人が一番悔しいと思う。得点で守備の頑張りが報われてほしい」と強く願っていた。

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