日本が好きだったイニエスタ いつか指導者として帰ってくる日が楽しみ あのジーコのように

2023年05月26日 06:00

サッカー

日本が好きだったイニエスタ いつか指導者として帰ってくる日が楽しみ あのジーコのように
<神戸・イニエスタ 退団会見> 山口から花束を受け取る神戸・イニエスタ (撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
【記者フリートーク】 18年5月、欧州で「イニエスタ神戸入り」の報道が出た時は「飛ばし記事か?」と思った。ただ、関係者を探ってみると、どうも推定年俸32.5億円も含めて本当らしい。換算すれば、1日練習するだけで自分の年収を軽く超えてしまう。その事実に震えながらも、超一流選手のJリーグ入りに胸が躍った。
 世界的プレーヤーとあって個人的に話を聞ける機会は少なかったが、日本に対する愛着の強さに驚かされた。神戸市内での生活を楽しみ、三宮のセンター街も散策。「スペインでは街を歩けなかった」というスーパースターは、程よい距離感を保ってくれる日本人の礼儀正しさに感銘を受け、寺社仏閣などにも足を運んだ。出前寿司を楽しむ自身のインスタグラムもほほえましかった。

 5年暮らした場所だから、期待せずにはいられない。21年5月に神戸と契約延長した際には関係者から「イニエスタは指導者にも興味を持っている」と聞いたことがある。一度は日本を離れるが、いつか「イニエスタ神戸」、「イニエスタジャパン」が見られるかもしれない。かつてのジーコがそうだったように――。
(08~21年サッカー担当・西海 康平)

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