川崎F らしさあふれる攻撃で柏に完勝 鬼木監督「自分たちのサッカーは何なんだろうと非常に考えた」
2023年05月28日 20:40
サッカー
まず21分、左サイドでの相手のスローインで、小林がDF立田悠悟(24)にプレス。ミスを誘ってボールをかっさらうと、そのままペナルティーエリア内左に侵入してGKの右を右足で射抜いた。「相手のミスですけど、ああいうところをきっちり決めることが試合運びにとって大事だと思った。前半からアグレッシブにいった結果が相手のミスにつながった」。
エースの得点後は、登里が続く。ビッグチャンスが続いた後のアディショナルタイム。ペナルティーエリア手前から左サイドバックが「練習でも出ないようなシュートだった」と利き足とは逆の右足で右ネットへ豪快な一発。GKが一歩も動けない追加点が突き刺さった。「1回止めてからシュートに変えたが、シュートコースが空くのが分かったし、あとは思い切って打っただけ。技術というより気持ち。崩しの勢いで行けた」。
今季2点目を挙げた登里はゴール後の歓喜の最中に左肩を痛めて担架で退いたが、ハーフタイムが明けると後半も問題なく出場した。登里に抱きついた小林は「うれしくて抱きついたらあいつの肩を痛めさせちゃった。ちょっと焦っていましたけど、最後まで出てくれたので良かった。(追加点が)ノボリだったのは特別うれしかった」と笑顔。終わってみればシュート数17―7、相手の枠内シュートは1本のみと圧倒した。
小林、登里、大島ら川崎Fの戦い方をよく知る選手が奮闘し、もたらした白星。鬼木達監督(49)は公式戦3連敗を喫した24日のルヴァン杯浦和戦後に、「改めて自分たちのサッカーは何なんだろうかと非常に考えた」という。「改めて質とイメージの共有が重要だということを認識してあのメンバーにした。イメージの共有が非常につながっていた」とし、「今日は自分たちの形を持った中で戦い、90分いい集中をした。(川崎Fらしいスタイルに)戻したと言うよりも、進化。いろんなことを試してきたからこそいろんなものが見えてきたので、またここからもう一つ上げていきたい」と語った。
おすすめテーマ
2023年05月28日のニュース
特集
サッカーのランキング
-
明大DF井上が日本代表初選出の“同期”川崎に刺激「自分もそういうステージにいきたい」
-
ラモス瑠偉氏「勉強も100%、遊びも100%で」 エジミウソンファンズ・アジア1周年記念イベント
-
神戸退団のMFイニエスタ「バルサと神戸、半分ずつでプレー」6.6親善試合バルセロナ戦のプラン明言
-
【28日J1見どころ】横浜3試合ぶりのホームで福岡戦 西村弾の不敗神話継続なるか
-
神戸3発もイニエスタ出番つくれず 快勝ムード一転…後半猛追され「申し訳ない」武藤謝罪
-
代表初選出御礼! 名古屋・森下が攻守で存在感 正確クロスでアシスト「しっかりと中を見て判断できた」
-
京都・川崎 森保監督の前で…自身のミスから失点「謝って済む問題ではない。自分が責任を感じないと」
-
鳥栖 鹿島から2発!!手応えドロー 川井監督「今シーズン一番良かった。自分たちらしく進められた」
-
新潟・ネスカウ2戦連発で勝つ「娘にも分かるようにゴールを決めたらパフォーマンスしたい」
-
J2甲府 大宮に5発大勝で3連勝 長崎は5試合ぶり白星
-
WEリーグ・浦和 長野に逆転負け…初V持ち越し
-
セルティック・古橋 2発で日本人初の得点王前進も…相手GKと足接触で負傷交代