新潟・渡辺 CBとSBの“二刀流“でレギュラー定着を「2つできたら幅が広がる」
2023年06月23日 05:00
サッカー
5月14日の横浜戦では後半45分からCBで途中出場。同24日のルヴァン杯福岡戦でCBとして初先発すると、その後の公式戦でもCBとして出場を重ねた。リーグ戦は3日の湘南戦、11日の京都戦とフル出場している。「まだ全然慣れたという感じはなく、最終ラインの真ん中だから変なミスはできない」と心地よい緊張感を保ちながらスタメン定着を目指している。
SBで培ったスタミナを武器に「機動力やカバリングの範囲の広さは自分の特長だと思う」と話す。守備範囲の広さに加え、思い切った縦パスや自ら持ち上がったりと攻撃参加にもアクセントを加えている。「体の大きいCBにはかなわないし体の大きさはそう簡単に変えられないので、どうやったら相手のFWを封じることができるか常に考えながら、速い動きにも追いついていけるところを出していきたい」と自分の長所で勝負するつもりだ。
渡辺がCBに挑戦し始めてからチームはなかなか結果を出せていない。「崩されての失点ではなく、ミスやもったいない失点ばかり。ゴールの近くにボールが来たときには、しっかり寄せていきたいし、体を張って守りたい。とにかく無失点で終わりたい」と無失点勝利を目指す。
柏戦からいよいよリーグ後半戦。「試合に出続けて勝利に貢献したい。ここから勝ち点を積み重ねたい」。自身の成長曲線とともに、チームの順位も上向かせる。