三笘薫 幼少期の夢は「歌手になりたかった」 子供たちの質問に赤裸々告白

2023年06月26日 04:44

サッカー

三笘薫 幼少期の夢は「歌手になりたかった」 子供たちの質問に赤裸々告白
書籍出版イベントで笑顔を見せる出席する三笘(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 サッカー日本代表MF三笘薫(26=ブライトン)が25日、都内で行われた初の著書「VISION 夢を叶える逆算思考」の出版イベントに参加し、将来プロ選手を目指す未来の三笘たちの直球質問に素顔をさらけ出した。サッカー選手にならなかったら歌手を目指したことなど赤裸々に告白。新シーズンに向けては初出場する欧州リーグ(EL)で活躍することを宣言し、子供たちのお手本になるようなプレーを見せることを誓っていた。
 会場に詰めかけた約200人のサポーターが、ペンライトを手に黄色い声援を送る未来があったかもしれない。参加した小学生から「サッカー選手じゃなかったら」という素朴な質問を受けた三笘は「めちゃくちゃ歌が下手なんですけど…」と前置きした上で「歌手になりたかった」と意外な夢を明かした。 

 今や押しも押されもせぬ世界トップ選手となったが、アイドルとして“推し活”される可能性もあった。プレーでは満員のスタジアムを何度も沸かせているが「ライブを見ると、あれだけの人数が自分の声で盛り上がっているのを見て、そういう希望はあった」と普段は見せない素の一面を見せた。

 オフシーズンだからか、舌も滑らかだった。代名詞となっている「ドリブル」については「今でも1対1でボールを取られるのが怖い。自信のないときはバックパスしています」と赤裸々に告白。ドリブルを武器にしたいという少年には、練習の大切さを説くとともに「怖いときは仕掛けなくていいし、仕掛けられる時に仕掛ければいい。自分の中で自信を付けてほしい」と三笘流のアドバイスをした。

 コロナ禍ではなかなかできなかった交流イベントを通じ、改めてサポーターに支えられていることを実感。8月11日に開幕する新シーズンについて「ELで活躍すれば自分の可能性も広がるし、もっと高いところに行ける」と決意を新たにしていた。

 【三笘に聞く】

 ――初の著書になる。反響は。
 「(初版)5万部に驚いている。多くの方からメッセージをもらった。買っていただけてうれしい」

 ――英国ではドリブルをテーマにした卒業論文が注目された。
 「卒論の質問を受けるたびにまたこれかと思うが、珍しいので仕方ない。ドリブルが抜けなくなったらそういうことも言われなくなるかも(笑い)」

 ――W杯で「三笘の1ミリ」が話題になった。
 「凄く注目された。その言葉がいろいろなところに影響しているのでうれしい。W杯が大きな力を生むんだと実感している」

 ――試合がない日は何をしているのか。
 「オンオフを切り替えなくてもいけるタイプ。オフの日でもサッカーのことを考えても苦にはならない」

 ――帰国後に旅行に行ったか。
 「代表が終わってからまだ行けていないので、数日後からはリラックスしたい。行き先は言いませんけどね」

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