なでしこジャパン チャーター機で現地入りへ 世界一奪回へ日本協会から初の“アシスト”

2023年06月30日 05:30

サッカー

なでしこジャパン チャーター機で現地入りへ 世界一奪回へ日本協会から初の“アシスト”
ボール回しで汗を流す選手たち(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(7月20日開幕)に出場する日本代表「なでしこジャパン」が、チャーター機で現地入りすることが29日までに分かった。これまで大会側手配による航空機のチャーター便を利用したことはあったが、日本協会の負担で利用するのは同代表で初。また、男子の日本代表を支え続けた西芳照シェフ(61)が、女子W杯では初めて同行することも決まった。VIP待遇で目指すは再びの世界一だ。
 世界一奪還へ、移動の負担が大幅に減少される。女子W杯のベースキャンプ地であるニュージーランドに、なでしこジャパンはチャーター機で入国する。千葉県内での国内合宿練習後に報道陣に対応したGK田中桃は「経由地での待ち時間がなくなり、ストレスは減ると思う」と喜んだ。

 20年シービリーブス杯(米国)で大会側がチャーター機を用意することはあったが、自己手配は同代表で初の試み。当初はニュージーランド国内での乗り換え、他国経由の乗り換えも検討したが、選手ファーストの観点からチャーター機を手配した。

 11年大会で初優勝後、待遇は問題点の一つだった。12年ロンドン五輪では同便で欧州入りした男子がビジネスクラスを利用した一方、女子はエコノミークラス。銀メダルを獲得しての帰国時はビジネスクラスに格上げされたものの格差が話題となった。現在、遠征の際にはビジネスクラスを利用しているが、今回はさらに待遇がアップ。たびたびチャーター機を利用する男子と肩を並べる形となった。

 また、04年から男子日本代表を支える西シェフの同行も決定した。女子日本代表では22年アジア杯で胃袋を支え、女子W杯での同行は初。強力な味方と移動の負担減という追い風を受け、再び頂点に駆け上がる。

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