あす7月1日のリーグ札幌戦(ノエスタ)が日本ラストマッチとなる神戸MFアンドレス・イニエスタ(39)が6月30日、オンライン取材で対応した。吉田孝行監督が起用を明言する中、世界屈指の魔術師は「最大限のパフォーマンス、自分のベストを尽くすのは約束する。サポーターの方には感謝しているし、自分のプレーを楽しんで欲しい。ワクワクしてもらえれば」と気合。得点やアシストなど目に見える数字については明言を避けたが「良い形で、試合に影響を与えられれば良い」と笑った。
チームは現在2位。悲願のリーグ初優勝へ向けて負けられない1戦であることは、イニエスタ自身も理解している。「自分にとって特別な試合になるのは間違いない。でもチームとしては勝ち点が3掛かる試合。何としても勝たないといけない」。主将として、個人以上にチームを優先する姿勢を示した。
28日の公開練習ではニア上を打ち抜く強烈なシュートや、華麗なヒールパスで魅了。「コンディションは悪くない」と自信を口にする。勝ち点3を置き土産に、5年間の日本での生活にピリオドを打つ。