センターバックのDF酒井高徳が無失点勝利に貢献 神戸は2位浮上

2023年07月07日 21:09

サッカー

センターバックのDF酒井高徳が無失点勝利に貢献 神戸は2位浮上
<新潟・神戸>前半、競り合う神戸・酒井(右)(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1リーグ第20節   神戸1―0新潟 ( 2023年7月7日    デンカスタジアム )】 七夕の夜に掛けた願いは「リーグ初優勝」だったか。神戸がアウェーの地で執念の勝ち点3をもぎとり、1試合少ないながら首位・横浜と勝ち点2差の2位に浮上した。
 元スペイン代表MFイニエスタが退団した直後の試合。入り方は良かった。ビルドアップ戦術を採用する新潟にハイプレスを掛けて押し込んだ。前半15分にはMF斉藤未月とFW武藤嘉紀が敵陣高い位置でボール奪取。ショートカウンターからFW大迫勇也が今季13得点となる先制点を奪った。

 だがスコアが動いたことで潮目が変わった。守備に回る時間が多くなり、さらに同20分にDFトゥーレルが負傷交代したことが試合をより難しくした。

 センターバック(CB)陣はDF菊池流帆とDF山川哲史が負傷中。さらにDF本多勇喜も、この日はベンチ外だった。ベンチにはプロ1年目のDF寺阪尚悟が控えていたが、吉田孝行監督が送り出したのは、DF飯野七聖。古巣のスタジアムでリーグ戦出場するのは11年12月以来12年ぶりとなったDF酒井高徳を、CBに回す緊急措置を取った。

 酒井はハンブルガーSV時代の18年に3バックの一角として3試合のCB出場経験があるが、4バックのCBは初めて。押し込まれる時間帯が続いたが、それでも持ち前の闘争心溢れるプレーで最後の一線だけは死守した。手負いの中で、苦しみながらつかんだ1勝は、よりチームの結束を高める勝利になったはずだ。

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