なでしこW杯 NHKで生放送決定 熊谷主将「大きなモチベーション」 

2023年07月14日 04:35

サッカー

なでしこW杯 NHKで生放送決定 熊谷主将「大きなモチベーション」 
会見に臨む池田監督(右)と熊谷(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 20日開幕の女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会に向けて国内最終合宿中の日本代表「なでしこジャパン」は14日、W杯前最後の親善試合でパナマ代表(ユアスタ)と対戦する。開幕1週間前となる13日にはW杯本大会の日本戦がNHKで生放送されることが急転直下、決定。活躍がお茶の間にダイレクトに届く追い風を受け、選手たちは決戦の地に向かうことになる。
 まさに吉報だ。W杯開幕1週間前となった13日、大会の日本国内でのテレビ放送が決定。NHKとFIFAが合意したと日本協会が発表した。なでしこジャパンは仙台市内での国内最終合宿中。14日にはW杯前最後の国際親善試合としてパナマと激突する。選手たちが知ったのは、公式練習のために試合会場へと移動している最中。選手の一人がSNSで情報を発見すると、バスの車内に歓喜の輪が広がった。

 前日会見に出席した主将のDF熊谷紗希は、今大会のメンバーで唯一、11年W杯の優勝経験者。女子サッカー界の盛衰は骨身に染みている。だからこそ、本大会のテレビ放送がないことを誰よりも危惧し、今回の朗報を誰よりも喜んだ。

 「選手としても凄く大きなモチベーション。見たくても見られないという方もいたと思うので、感謝している。責任を持ってピッチでプレーしたい」

 前回大会にも出場し、池田ジャパンの大黒柱でもあるMF長谷川も「やっている選手としてはいろんな人に見てほしいし、放映が決まったのはありがたい」と感謝の言葉を口にした。もちろん、情けない姿をさらすわけにはいかない。「見てもらえる機会を得たからこそ、結果を出さないといけない」と決意を新たにした。

 1次リーグ3試合は全て生放送で、スペイン戦は地上波となる予定。もちろん、決勝トーナメントも日本の試合はすべて放送される。新たな世代へ、種をまくための戦い。吹いた強烈な追い風を背に、目指すのはもちろん世界一の奪還だ。

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