C大阪がパリSGに勝った! 香川V弾で最強軍団沈める「きれいに入りましたね。びっくりしました」
2023年07月29日 05:45
サッカー
「普段はあんまり、ああいうゴールを決めないんですけど。きれいに入りましたね。びっくりしました」
後半開始から出場。2―2の後半34分にペナルティーエリア手前中央でパスを受けると、右足を振り抜いてゴール右隅へ。6月24日の札幌戦(札幌ド)以来となる“今季3点目”は、スタンドに駆けつけた3万2430人を興奮のるつぼへ巻き込んだ。
背番号8の決勝弾を“演出”する同点弾を決めたのは、今季J1初ゴールを挙げた2年目の北野だ。FW渡辺がプレスをかけ、敵陣で奪ったボールを受けると、落ち着いて左足で流し込んだ。3日前に負傷したが、小菊昭雄監督に出場を直訴。将来的に海外挑戦を視野に入れる若き才能は「試合前から、パリの選手が上に見られるような雰囲気があったのが悔しかった。リスペクトは持っていますが、相手を上に見る必要はない」と臆することなく立ち向かい、結果を残した。
新加入のMF新井、FW渡辺も1アシストずつとC大阪“デビュー戦”で爪痕を残した。リーグ戦の逆転V、天皇杯2度目の戴冠を目指すチームにとって、これ以上ない弾みとなった。「最初からひるむことなく、攻守にアグレッシブにトライし続けてくれた選手に感謝したい」と指揮官。確かな手応えを得て、来月2日の天皇杯・湘南戦(ヨドコウ)からエンジン全開で再スタートを切る。(北野 将市)