遅延行為が響いてアーセナル冨安が退場 指揮官「ストップウォッチが必要」と皮肉、関係者も同情
2023年08月22日 11:13
サッカー
英BBC放送によれば、アルテタ監督は「これが(新しい)基準」と反応。「正確にどれぐらい長かったか分からないが…。23秒?いや(冨安は)8秒だった。我々はストップウォッチを持ってプレーしないといけないかもしれないね」と皮肉で応じた。リバプールで活躍した元イングランド代表ジェイミー・キャラガー氏は「冨安には気の毒だった。彼が時間稼ぎをしたとは思わない」と同情した。
BBCは第2節の時点でリーグ全体で出ているイエローカードは32枚で、そのうち遅延行為が対象になったのは14枚と指摘。昨季はシーズンを通じて174枚だったが、このペースが続けば608枚にもなると“警告”した。
マンチェスターUで活躍した元イングランド代表DFガリー・ネビル氏は「選手が遅延行為で退場させられるなら(正確な時間計測で)アディショナルタイムが15分になるよりも大きな影響がある」と指摘。経験豊富な76歳の敵将ホジソン監督は「これが我々に課されたルール。適応するために学ばなければ。選手を退場に追い込むという観点で機能するのが正しいことなのか分からないが、判断は審判に任せる」と語った。しかし、その一方で「2枚のイエローカードにアーセナルが不満なのは理解できる。私だってそう感じるのは間違いない」と指摘することも忘れなかった。