【セリエA ラツィオ1-2レッチェ ( 2023年8月20日 レッチェ )】
鎌田が、長靴のかかと部分に当たる南イタリアでさっそうとデビューした。合流してわずか2週間足らずだったが、サッリ監督は先発抜てき。白のアウェーのユニホームを着て、自らも「ベスト」という4―3―3の右のインサイドハーフに入った背番号6は、攻守で積極的なプレーを見せた。
指揮官が「ボール回しにたけた選手。前線へ飛び出すタイミングも良い」と期待したように、この日も少ないタッチ数で攻撃にリズムを与え、機を見てエリア内に走り込んだ。得点には絡まなかったが、1―0のリードを守って後半9分にピッチを退き、コリエレ・デロ・スポルト紙も6(10点満点)と及第点の評価。まずまずのデビューとなった。
だが、チームは後半40、42分に立て続けに失点を喫して、まさかの逆転負け。これには指揮官も「後半はひどい内容だった。鎌田やその他個人について話すことはない」といらだちを隠さなかった。
チームは昨季、リーグ2位と躍進。今季は欧州CLにも出場する。次戦は27日(日本時間28日)に昇格組のジェノアとホームのオリンピコで対戦。絶対に負けられない一戦へ、森保ジャパンの司令塔がラツィアーレ(ラツィオファン)にその実力を見せつける。