柏　首位・横浜に2―0快勝で16位浮上　J1初ゴールが決勝点のMF山田雄「いいゴールだった」

2023年09月02日 23:58

サッカー

柏　首位・横浜に2―0快勝で16位浮上　J1初ゴールが決勝点のMF山田雄「いいゴールだった」 — ＜柏・横浜＞首位の横浜に完勝した柏（撮影・篠原岳夫） Photo By スポニチ

【明治安田生命J1リーグ第26節柏2―0横浜（ 2023年9月2日三協F柏）】 J1残留を争う柏が、MF山田雄士、MFサヴィオのゴールで首位を走る横浜に2―0で快勝した。

　3―4で敗れた6月10日の対戦では、後半アディショナルタイムに入って悔しい逆転負けを喫していただけに井原正巳監督は「前半戦は逆転負けの悔しい負けを喫したのでリベンジということで気迫を持ってゲームに入った。選手たちはハードワークをしてくれた。今日は我々のゲームだったのかなと思う。首位のマリノスさん相手に全くひるむことなく、自分たちから積極的に仕掛けるサッカーができた。サポーターの方も素晴らしい雰囲気をつくってくれたので、勝ち点3をプレゼントできてよかった」と笑顔で話した。

　井原監督が「マリノスさんはGKを入れてビルドアップが得意なチーム。そのビルドアップに対して前から制限をかけて、高い位置で取れるかというところ。細谷と山田康がいい守備で限定してくれながら、なるべくボランチにボールを持たせない。コンパクトにできた。前の2人の運動量、プレスが効いていたと思う。それが今日の生命線だったと思う」と2トップの2人を称えたように、高い位置からのプレスがはまり、相手の攻守を分断。そして後半7分に今夏J2栃木から復帰した山田雄が先制点を決めると、後半38分には相手のハンドで得たPKをサヴィオが冷静に決めて逃げ切った。

　J1初ゴールがチームに勝ち点3をもたらした山田雄は「前半は焦っていたので落ち着いて振り抜こうと思った。いいゴールでした」と充実感たっぷりに振り返った。昨季王者相手に会心の勝利を収めたが「連勝しないと順位は上がらない。勝ち続けて順位を上げていきたい」と力強く話した。