新潟・長倉 “古巣に恩返し弾”だ 浦和の下部組織育ちのFWがJ1初ゴールで成長見せる

2023年09月02日 04:30

サッカー

新潟・長倉 “古巣に恩返し弾”だ 浦和の下部組織育ちのFWがJ1初ゴールで成長見せる
浦和の下部組織出身の長倉は、移籍後初ゴールを狙う Photo By スポニチ
 J1新潟は2日、ホームでリーグ戦第26節の浦和戦に臨む。7月にJ2群馬から加入したFW長倉幹樹(23)は、リーグ戦3戦連続先発出場が濃厚。浦和ユース出身で、“古巣”との初対戦となるだけに、J1初ゴールを決めて成長をアピールするつもりだ。
 浦和の下部組織育ちの長倉が“古巣”との初対戦に燃えている。「今までの対戦相手より意識はする。でも今までと変わらずにプレーしたい」と平常心を心がけながらも、自身が育ったクラブに成長した姿を見せるつもりだ。

 延長PKの末に敗れた30日の天皇杯準々決勝の川崎F戦は、メンバーに入らずスタンドで観戦した。「最後に劇的に追いついた勢いでPKまで行って勝てるかなと思ったけど、やっぱりPKは難しいんだなと思った」と振り返るが、チームメートの最後まで諦めない姿勢に刺激を受けた。「あれだけ最後に点を取るっていうのは見ていて興奮したし、自分もそういうプレーをしないと」と移籍後初ゴールを目指して、貪欲にゴールを目指す。

 8月18日の福岡戦、26日の鹿島戦とリーグ戦は2試合連続先発中。松橋監督は「情報キャッチ能力というか、状況に合わせたプレーができる選手」とクレバーさを高く評価する。「運動量もある。いいチョイスをするので(攻撃の)スイッチを入れたり、ボールを受けてキープしたりすることもできる」と攻撃の起点となってゴールが生まれることへ期待を寄せた。

 現在4位の浦和は、リーグ最少の19失点と堅守を誇る。「相手のプレッシャーを見て立ち位置やボールの受ける位置を変えたりしながら、周りとの連係をうまく取ってゴールに迫りたい」と守備陣を崩すイメージを語る。前節の鹿島戦ではシュート0に終わっただけに、元浦和の田中達也コーチとフィードバックを行い「ボールを受ける前に相手の逆を取ることなど教えてもらった」とアドバイスを生かすつもりだ。

 ジュニアユース、ユース時代に憧れた浦和の選手たちとの対戦だが「ここでゴールを決めたら絶対に忘れない試合になる。必ず決めたい」と新潟の選手としてゴールをこじ開けてみせる。

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