久保建英 ゴールで“序列破壊” ドイツ戦途中出場から2アシストも満足せず 12日トルコ戦先発

2023年09月12日 04:00

サッカー

久保建英 ゴールで“序列破壊” ドイツ戦途中出場から2アシストも満足せず 12日トルコ戦先発
練習でシュートを放つ久保(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 世界ランク20位の日本代表は12日、ベルギーのゲンクで世界ランク41位のトルコ代表と親善試合を行う。ドイツ戦で途中出場ながら、2アシストをマークしたMF久保建英(22=Rソシエダード)は先発出場が濃厚。代表3点目を決め、“序列破壊”をもくろむ。
 不完全燃焼だったドイツ戦の思いをぶつける。ターンオーバーとなるトルコ戦。先発起用が濃厚な久保は「(実力は)代表では1番だとは思っていないですけど、今のコンディションは一番良いと思っている」と状態の良さを自負しており、代表3得点目で森保監督に先発アピールする。

 9日のドイツ戦はまさかの先発落ちだった。「スタートで出られなかったことに僕はガッカリしていたので。その意味では当然悔しいという気持ちはありました」。2アシストで結果を残すと「W杯の時よりも状態はいい。ポジションも本来の右だったし言い訳のできない状況。チャンスをもらえればやれるというのは見せられた」と先発復帰へ強い意欲を示していた。

 ビッグマウスも好調だからこそ。W杯カタール大会ではドイツ戦は前半で交代。クロアチア戦は発熱で欠場など不発に終わったW杯の再起を期して臨んだリーグ戦は9得点7アシストでシーズンを終えると、今季もすでに4試合で3得点1アシストと絶好調。「最初の4試合で勝ち点6しか取れなかった以外は文句ない」。大言壮語にはならないのは実力も伴っているからだ。

 代表ではドイツ戦で起用された選手が森保監督が考える主力で、久保はその域に達していない。だが、今やエースとして君臨する三笘もW杯では“スーパーサブ”として起用され、結果を出したことで序列を覆した。前例があるだけに、「過信じゃなくて、実力があるんだよというのを結果で示せれば良い。競争も大変だけど、このままいけば問題ない」と力強い。トルコ戦を先発奪取へのステップにするつもりだ。

 ≪トルコ戦前日会見 森保監督が明言「大幅メンバー変更」≫日本代表の森保一監督(55)は11日、トルコ戦の前日会見に出席。ドイツ戦から中2日で臨む一戦を前に「大幅にメンバー変更して臨みたい」とターンオーバーを明言した。「より多くの選手にコンセプトを共有してもらう」といい、初選出の毎熊も出場機会が巡ってくるとみられる。離脱した上田の代役は明かさなかったが「上田とはタイプが違うFWを起用するが個性を生かしてほしい」と話した。トルコとは02年のW杯日韓大会決勝トーナメント1回戦で日本が0―1で敗れて以来の顔合わせとなる。

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