久保建英 欧州CLデビューLで示した存在感 相手にとって「有毒」と現地紙

2023年09月22日 04:36

サッカー

久保建英  欧州CLデビューLで示した存在感 相手にとって「有毒」と現地紙
インテル・ミラノ戦の前半、攻め込むレアル・ソシエダードの久保(右)=サンセバスチャン(共同) Photo By 共同
 【欧州CL1次リーグ第1戦   Rソシエダード1ー1インテル・ミラノ ( 2023年9月20日 )】 レアル・ソシエダードのMF久保建英(22)は20日、インテル・ミラノ戦で欧州CLデビューを果たした。後半27分に退くまで存在感を発揮したが、チームは終了間際の失点で1―1で引き分けた。アーセナルのDF冨安健洋(24)もPSVアイントホーフェン戦で後半13分から初出場し、4―0の勝利に貢献した。
 優位に試合を進めながら終盤の失点で追いつかれ、ホームで勝利を逃す悔しい幕切れ。ベンチで終了の笛を聞いた久保にとって、子供の頃から夢見ていたCLデビューは決して満足がいくものではなかった。一夜明けてSNSで「内容が良かっただけに勝ち切れなかったことが悔しい」と発信。ただ、それでも欧州最高峰の舞台で確実に存在感を示した。

 開始4分でMFメンデスが先制点。前線からの猛プレスで相手を押し込んでペースを握った。国内リーグで開幕5試合3得点と好調を維持してきた久保自身は前半途中まで2選手による徹底マークで好機に絡むことはできなかったが、それも昨季CL準優勝で今季セリエAで首位を走る強敵から警戒された証拠だ。前半終盤から本領を発揮すると41分に利き足と逆の右で絶妙なクロスを上げ、4分後には左足で鋭いシュート。後半も27分に退くまでCKキッカーとして決定機を重ねた。

 ムンド・デポルティボ紙は久保を相手にとって「有毒」と表現。「彼がピッチを去った時、インテルは絶え間ない不安から解放された」と伝えた。結果的に久保がお膳立てした好機を生かせなかったことが引き分けにつながったが、嘆いてばかりはいられない。SNSでは「すぐにリーグ戦があるので準備していきたい」と続けた。

 5試合で11位と出遅れている国内リーグで24日にヘタフェ戦を控える。開幕後のリーグによるインタビューに「チームが必要な時に役立ちたい」と語った。22歳で主軸となった自覚を胸に、立ち止まっている時間はない。

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