ブライトン・三笘 0-1と「勘違い」のち自身初2得点 後半途中出場15秒弾からダメ押しヘッド弾

2023年09月26日 04:00

サッカー

ブライトン・三笘 0-1と「勘違い」のち自身初2得点 後半途中出場15秒弾からダメ押しヘッド弾
<ブライトン・ボーンマス>後半、チーム2点目のゴールを決める三笘(中央)(ゲッティ=共同) Photo By ゲッティ=共同
 【イングランド・プレミアリーグ   ブライトン3―1ボーンマス ( 2023年9月24日    英国・ブライトン )】 ブライトンの日本代表MF三笘薫(26)が、イングランド・プレミアリーグで自身初の1試合2得点をマークした。24日、ホームのボーンマス戦で今季初めてベンチスタートとなり、後半開始から途中出場。開始15秒に勝ち越し点、32分には頭で追加点を挙げて3―1の勝利に貢献した。開幕6試合で3得点をマークし、自身初の2桁得点へ好スタートを切った。
 開幕6戦5勝とクラブ史上最高のスタートでリーグ3位につけるブライトン。その躍進は今季3ゴール3アシストの三笘抜きには語れない。リーグ公式サイト、英デーリー・メール、英スカイスポーツなどがマン・オブ・ザ・マッチに選出した圧倒的な存在感。それを示すには45分間だけで十分だった。

 「劣勢だったんで、必ず早い段階で(出番が)あるだろうと思っていた」

 1―1の後半開始直後に左サイドでスペイン代表FWファティとのパス交換からペナルティーエリア内に進入すると、最後は右足アウトサイドでゴール。自身のサッカー人生で「多分ない」というわずか15秒で8月19日のウルバーハンプトン戦以来4試合ぶりのゴールを決めた。スカイスポーツによると、途中出場の選手では14年のニューカッスルMFアメオビの8秒弾に次ぐ記録だった。

 地元メディア「サセックス・ワールド」が「高級感が漂う」と評したゴールだったが、ゴール後はらしからぬ行動が飛び出した。前半は劣勢だったことから1点ビハインドと「勘違い」しており、ゴール後は転々とするボールを拾おうと突進するも空振り。結局ボールは拾えずに仲間とゴールの喜びを分かち合い「冷静になってよかった」と苦笑いした。

 後半32分にはDFエストゥピニャンからの左クロスを頭で合わせて2点目を決めた。ハットトリックこそ逃したが、途中出場からの得点は自身初。しかし「悪くはないけど、もっと取れる。全然満足していない」とさらなる高みを見据えた。昨季は日本選手のシーズン最多となる7得点をマークし、チーム史上最高の6位躍進に貢献。今季三笘が2桁得点を決めれば、優勝争いも決して夢ではなさそうだ。

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