韓国紙「またも五輪の夢消えた…」　“低迷”する韓国女子サッカーを嘆く「涙の連鎖止まらず」

2023年11月02日 20:37

サッカー

　朝鮮日報（電子版）は2日、24年パリ五輪出場を逃した女子サッカー韓国代表について「またも“五輪の夢”を成し遂げられなかった」と報道。アジア2次予選で敗退し、来年2月の最終予選に進めなかったことを嘆いた。

　悲願の五輪初出場を狙う韓国（FIFAランク20位）はアジア2次予選初戦でタイ（同46位）に10―1と大勝。圧巻のゴールラッシュで白星発進を飾ると、続く第2戦は北朝鮮と0―0のスコアレスドロー。勝てば最終予選突破が決まる中国（同15位）との第3戦では後半17分に先制するも追いつかれ1―1のドロー。同組2位で1勝2分けの勝ち点5だったため“2位最上位”となれず敗退が決定。8度目の挑戦でも五輪切符を獲得することが出来なかった。

　この結果を受け朝鮮日報は「韓国女子サッカーが涙の連鎖…W杯、アジア大会、五輪の夢まで消えた」と報道。「女子代表は過去五輪とは縁がなく、96年アトランタ大会で女子サッカーが正式種目として採択されて以降1度も本選の舞台を踏めず。前回の東京五輪もアジア最終予選で中国に敗れて涙を流した」と続けた。

　今夏の女子W杯は1分け2敗と1勝も出来ないまま1次リーグ敗退。9月の杭州アジア大会では準々決勝で北朝鮮に敗れ、4強入りを逃したのは98年バンコク大会以来25年ぶりという屈辱を味わったとあって「パリ五輪切符は韓国女子サッカー界“最後の希望”だった。だが、今回も結果を残す事が出来ず“宿題”だけが残った」と報道。今年一年“涙の連鎖”が止まらないと嘆いた。