Rソシエダ　久保の奮闘実らず…　痛恨AT失点で公式戦ホーム18試合ぶり黒星

2023年11月05日 07:33

サッカー

Rソシエダ　久保の奮闘実らず…　痛恨AT失点で公式戦ホーム18試合ぶり黒星 — レアル・ソシエダードの久保建英（AP） Photo By ＡＰ

【スペイン1部第12節 R・ソシエダードーバルセロナ（ 2023年11月4日サン・セバスチャン）】レアル・ソシエダードがバルセロナに敗れ、今年2月5日にバリャドリードに敗れて以来、公式戦18試合、リーグ戦16試合ぶりのホームでの敗戦となった。日本代表MF久保建英（22）は攻守に奮闘したが、今季6点目となるゴールを決めることができず、下部組織時代に在籍した”古巣”からの待望の初ゴールはならなかった。

　前半は完全にソシエダのペースだった。3トップの右サイドを務めた久保を起点に何度もゴールに迫ったが、堅いバルサ守備陣を崩すことはできず。久保は前半29分から32分の間に、立て続けに4回のCKキッカーを務めるなど、チームの中心的役割を背負った。

　後半に入ると、バルサが積極的な選手交代でペースを握り返す。後半アディショナルタイム、中央付近からMFギュンドアンの右への浮き球のパスに鋭く反応して抜け出したDFアラウホが頭で合わせ、決勝ゴール。ソシエダは手にしかけた勝ち点1を逃す結果となった。

　敗れはしたが、久保はキレのあるドリブル、視野の広さなど随所に持ち味は見せつけた。ここまでリーグ戦5得点2アシストと活躍し、出場11試合で6度もマン・オブ・ザ・マッチ（MOM）に選出。12試合を消化し、5勝4分け3敗の6位につけるチームをけん引している。

　活躍ぶりに複数の海外メディアからは「名門マンチェスター・ユナイテッドが来年1月に久保を獲得か?」「レアル・マドリードが久保の“買い戻し”に動く」「アーセナルも“久保獲得レース”に参戦か」など様々な噂話が飛び交っており、今後さらに注目を集めることになりそうだ。