新潟FW長倉　残り2試合でJ1初ゴール狙う　加入から4カ月　あと一歩届かぬ先へ「闘志持って」

2023年11月15日 04:30

サッカー

新潟FW長倉　残り2試合でJ1初ゴール狙う　加入から4カ月　あと一歩届かぬ先へ「闘志持って」 — 残り2試合でJ1初ゴールを狙う長倉（左） Photo By スポニチ

　J1新潟はオフ明けの14日、聖籠町のアルビレッジで24日の横浜戦に向けた練習を開始した。前節のFC東京戦で3試合ぶりに出場したFW長倉幹樹（24）は、決定機を決められなかった悔しさを横浜戦までの10日間の練習期間にぶつけ、今度こそJ1初ゴールを決める。

　戦列復帰した喜びよりも、悔しさの方が大きかった。右臀部（でんぶ）の負傷も癒えて前節のFC東京戦で3試合ぶりの出場を果たした長倉は「チャンスはあった。それを決めていれば勝てたと思うので悔しかった」と振り返った。

　FC東京戦では0―0の後半34分にFW谷口に代わって出場。後半終了間際の46分に、MF三戸からのクロスを頭で合わせたがGKの右足に阻まれゴールには至らなかった。「相手の前に入って触るっていうのを意識して、触れたのは良かったけど、コースが…。GKに触られても決めないと。決められる選手との差はそういうところだと思うので、もっと練習で突き詰めないといけない」とクオリティーを上げていく決意を口にした。

　ただ、松橋監督は復帰した長倉のプレーを高評価。「非常にいいプレーをしてくれた。彼は本当に点が欲しいと思ってプレーしているし、力の使い方を見てもそういうものを凄く感じられる選手」と話している。

　24日の横浜戦まで10日間の練習期間がある。「自分の良さを出せるようにボールを収めたりとか、ゴールに向かう部分はもっと練習から出していきたい」としっかり調整していく。7月にJ2群馬から加入して4カ月が経過し、今季も残り2試合。8試合に出場しゴールはまだ決めていないが「焦りはないし、あまり考えすぎずに冷静に。でも闘志は持って臨みたい」。なんとか今季中にJ1初ゴールを決めてチームの勝利に貢献する。