砂川誠氏小野伸二とともに過ごした日々は一生の宝物

2023年12月01日 05:30

サッカー

砂川誠氏小野伸二とともに過ごした日々は一生の宝物 — 砂川コーチ（左）と小野 Photo By スポニチ

　【3日引退“コンサのレジェンド”小野へ贈る言葉②】元札幌MFの砂川誠氏（46）は現在トップチームのコーチを務める。3日の浦和戦で現役引退するMF小野伸二（44）とともにプレーしたのは、14年6月から約1年間だが、2人でサッカースクールを立ち上げるなど、公私で特別な関係を築いてきた。そんな友人への思いを語った。

　選手生活お疲れさまでした。

　私にとって、世界中の人を魅了したプレーを、プロサッカー選手として、チームスタッフとして、そして友人としてそばで見られたことは、とても幸せな時間でした。一緒にボールとともに過ごした日々を一生の宝物とし、自分の財産として、これからの選手たちにもつないでいきたいと思っています。

　伸二が人として見せてくれた大事なこと。選手として見せてくれたサッカーや、人としての立ち居振る舞い。もちろんプレーの全ても、コンサドーレ、日本サッカー界にとって、伸二と関係した全てのサッカー人が影響を受け、刺激をもらい、今後のサッカー界に伸二の思いをつなげていくと信じています。

　自分が高校3年生、伸二が高校1年生の時に初めて試合をした時から選手としての差は広がるばかりでした。コンサドーレという同じチームで仕事をし、クラブのために何ができるかを語り合いました。くだらないバカな話をたくさんした日々が、今後もサッカーを愛する仲間として、続いていくことを楽しみにしています。

　これからもたくさんの人を幸せにしてくださいね。本当にお疲れさまでした。　（砂川　誠）

　◇砂川　誠（すなかわ・まこと）1977年（昭52）8月10日生まれ、千葉県習志野市出身の46歳。96年に柏に入団し、札幌では03～15年までプレーし「ミスターコンサドーレ」と呼ばれてファンから愛された。15年に現役引退。ポジションはMF。1メートル73、67キロ。利き足は右。