【アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグH組最終節 甲府3―2ブリラム ( 2023年12月12日 タイ )】
H組首位・甲府が3位・ブリラムを3―2で下し、J2勢としてJリーグ史上初の決勝トーナメント進出を決めた。同勝ち点で並んでいたメルボルン・シティー(オーストラリア)が引き分けたため、首位通過も決定。この日2ゴールを挙げたFWウタカ(39)は「本当に最高。2点を決めて勝利につながったのは大きい」と笑顔を見せた。
前半から猛攻を仕掛けた。同24分、相手DFのパスをカットしたMF長谷川元希(24)がそのまま持ち込み、ゴール右に決めて先制。同38分には左クロスをゴール前で収めたFWウタカが左足で丁寧に流し込んで追加点。前半終了間際の同43分にも右CKのこぼれ球をFWウタカが押し込んで3点を挙げた。「自分のクオリティーを見せたかった」と胸を張った。
後半は一転、10分までに2点を返される苦しい展開。攻め込まれる時間が長かったが、この日から戦列復帰したGK河田を中心に守備陣が粘り、1点差を守り切った。
決勝トーナメント(ラウンド16)は来年2月13、14日に第1戦、同20m21日に第2戦がホーム&アウェー方式で行われる。