新潟・鈴木 「2桁ゴール」 充実の34歳FW 開幕へまだまだ日々成長

2024年02月10日 04:30

サッカー

新潟・鈴木 「2桁ゴール」 充実の34歳FW 開幕へまだまだ日々成長
開幕までさらにギアを上げる鈴木(アルビレックス新潟提供) Photo By 提供写真
 高知で2次キャンプ中のアルビレックス新潟は9日、高知市の春野総合運動公園陸上競技場で練習を行った。7日のJ3富山との練習試合(○3―0)で先制ゴールを決めたFW鈴木孝司(34)は、充実したキャンプに手応え十分。今季は優勝のために2桁ゴールを目標に掲げるストライカーは、開幕戦となる24日のアウェー鳥栖戦に向けてギアを上げていく。
 充実したキャンプに確かな手応えを感じている。鈴木は高知での2次キャンプ前に暖かい沖縄・比屋根(ひやごん)で16日間に及ぶ1次キャンプを張ったことに「暖かい場所だったので、体を動かしやすかったし、いい形でコンディションを上げることができた。高知では、そこにチームとしての戦術をさらにすり合わせることができている」と例年以上の仕上がり具合を口にした。

 7日のJ3富山との練習試合では、キャンプの練習試合4戦目にしてようやくゴールが生まれた。MF高木のFKをDF舞行龍が頭で折り返すと、ゴール前にいた鈴木が頭で合わせて先制ゴール。「セットプレーの練習は(試合)前日にちょこっとやるだけなんですけど、練習通りの形が出せた。よし(高木)がいいボールを蹴って舞行龍がいい感じで折り返してくれたので、自分は決めるだけだった」と満足そうに振り返った。

 ここまで4試合をこなして全勝とチームは着実に結果を残している。それでも「決定的なシュートは少ないと思うし、もっとギリギリのところを通すチャレンジのパスをミスしてもいいからやっていかないと。チャレンジすることで次の課題も見えるし、前線の自分たちももっと前向きでプレーしようとか、もう一つ上のところを目指していける」と課題を挙げた。予定されている残りの2試合でよりリーグ戦を意識した戦いに近づけていくつもりだ。

 昨季は28試合に出場し4ゴールを挙げた。チームが掲げる「タイトルを獲る」という目標を実現するためにはより結果が求められる。「今季は2桁ゴールを目指したい」とJ2琉球時代の19年の15ゴール以来、5年ぶりの2桁得点を目指す。そのために「いいポジションを取って、自分で打開できるように一日一日レベルアップしたい」。ベテランFWはさらなる進化を図りながら24日の開幕を迎える。

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