新潟DF舞行龍 無失点勝利へ「際の部分制す」 3・9ホーム開幕名古屋戦

2024年03月07日 04:30

サッカー

新潟DF舞行龍 無失点勝利へ「際の部分制す」 3・9ホーム開幕名古屋戦
激しい球際争いを繰り広げる松田と舞行龍(右)(撮影・渡辺直美) Photo By スポニチ
 J1新潟は、9日にホーム開幕戦となる名古屋との一戦を迎える。開幕鳥栖戦での脳振とうの影響で、2日のG大阪戦を欠場したDF舞行龍ジェームズ(35)は、コンディションも戻り万全の態勢。名古屋戦で先発復帰し、無失点勝利に貢献しようと意気込んでいる。
 鋭い守備は健在だ。後方から指示を送り、新加入のMF宮本とビルドアップ時の意見のすり合わせをしたりと、ベテランディフェンスリーダーは頼もしい。「鳥栖戦で脳振とうになって、本来はG大阪戦も間に合う感じだったけど、大事を取った。もう大丈夫だし万全の準備はできている」とコンディションも良好だ。

 鳥栖戦の試合終了間際に相手シュートを頭で受け、担架で運ばれ負傷交代を余儀なくされた。Jリーグの6段階ある脳振とうプログラムを行い、1日に全体合流を果たすまでに回復。控えに回っても「優勝するチームは、控え選手が強いチーム」と練習でチームを鼓舞し続けてきた。

 17年から3年間所属した川崎Fでは17、18年に連覇に貢献している。「試合に出ている11人だけ頑張ってもダメ。全員が必死にやらないとてっぺんに行くことはできない。(試合に)出られない選手の頑張りがチームの力になる」と力説する。

 前節のG大阪戦は自宅で観戦。「前半を0―0で終えられたのはポジティブだったけど、勝ち点を取って帰れなかった。チャレンジのパスや積極的な仕掛けが必要だと思った」という。「足元だけにならず、もっとアバウトなパスを出しても良かったかなと思う。ボールを奪った後に相手の組織も崩れるので、そこをチャンスにしていかないと」と外から見たからこその気づきもあった。

 開幕から3試合目にしてようやくホーム開幕戦を迎える。「やっと新潟に帰ってきて落ち着いてやれている。ホームで試合ができるのが楽しみ。間違いなくチーム力は上がっているのでそれを結果で示さないと」と話す。昨年のホーム名古屋戦は舞行龍が一発退場し、数的不利な状態で戦った。「消極的なプレーはしないように、際の部分を制したい」。今季初の無失点勝利でホームでの試合を待ちわびたサポーターを喜ばせるつもりだ。

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