新潟DF舞行龍 無失点勝利へ「際の部分制す」 3・9ホーム開幕名古屋戦
2024年03月07日 04:30
サッカー
鳥栖戦の試合終了間際に相手シュートを頭で受け、担架で運ばれ負傷交代を余儀なくされた。Jリーグの6段階ある脳振とうプログラムを行い、1日に全体合流を果たすまでに回復。控えに回っても「優勝するチームは、控え選手が強いチーム」と練習でチームを鼓舞し続けてきた。
17年から3年間所属した川崎Fでは17、18年に連覇に貢献している。「試合に出ている11人だけ頑張ってもダメ。全員が必死にやらないとてっぺんに行くことはできない。(試合に)出られない選手の頑張りがチームの力になる」と力説する。
前節のG大阪戦は自宅で観戦。「前半を0―0で終えられたのはポジティブだったけど、勝ち点を取って帰れなかった。チャレンジのパスや積極的な仕掛けが必要だと思った」という。「足元だけにならず、もっとアバウトなパスを出しても良かったかなと思う。ボールを奪った後に相手の組織も崩れるので、そこをチャンスにしていかないと」と外から見たからこその気づきもあった。
開幕から3試合目にしてようやくホーム開幕戦を迎える。「やっと新潟に帰ってきて落ち着いてやれている。ホームで試合ができるのが楽しみ。間違いなくチーム力は上がっているのでそれを結果で示さないと」と話す。昨年のホーム名古屋戦は舞行龍が一発退場し、数的不利な状態で戦った。「消極的なプレーはしないように、際の部分を制したい」。今季初の無失点勝利でホームでの試合を待ちわびたサポーターを喜ばせるつもりだ。