独シュツットガルト 今夏初の日本ツアー開催へ 広島、京都との対戦が有力 日本市場開拓へ乗り出す

2024年04月23日 04:00

サッカー

独シュツットガルト 今夏初の日本ツアー開催へ 広島、京都との対戦が有力 日本市場開拓へ乗り出す
ドイツ杯2回戦、ウニオン・ベルリン戦に出場したシュツットガルト・伊藤洋輝(ロイター)
 ドイツ1部シュツットガルトが今夏、初の日本ツアーを開催することが22日、分かった。Jクラブとの親善試合開催のためで、対戦相手は広島と京都の2クラブが有力候補となっている。複数のドイツ関係者によると、すでに両クラブとの交渉は最終段階に入っているという。
 リーグ制覇3度を誇るシュツットガルトには日本代表DF伊藤洋輝をはじめ、元日本代表MF原口元気、世代別代表の常連で将来が期待されるDFチェイス・アンリらが在籍。昨年も来日を計画していたが、リーグ16位と成績不振のために遠征を断念した経緯がある。今季は世界的なビッグネームがいない中で、同3位と好調。来季の欧州CL出場権を獲得する可能性が高く、さらなる国際的な知名度の向上を求めて日本市場の開拓に乗り出すことになった。

 一方、広島は新スタジアム元年。ドイツ人のミヒャエル・スキッベ監督が指揮し、現在はリーグ3位と好調をキープしている。京都のチョウ貴裁(チョウ・キジェ)監督も引退後にケルン体育大学で指導法を学ぶなどドイツとの縁がある。両クラブにとって欧州クラブとの国際親善試合は初の試みとなる。ともにホームスタジアムでの開催で調整している。

 今年は5月29日にMF久保建英が所属するRソシエダード(スペイン)が東京Vと、7月24日にはC大阪とドルトムント(ドイツ)の親善試合を行うことが決定している。今夏も多くの海外クラブが来日し、日本のピッチを盛り上げる。

《過去に岡崎、高徳らもプレー》
 ▽シュツットガルト 1893年創設。ドイツ・バーデンビュルテンベルク州シュツットガルトが本拠地。06~07年シーズンに優勝するなどリーグ制覇3回。ドイツ杯優勝3回。過去には今季限りで引退するFW岡崎慎司(現シントトロイデン)やDF酒井高徳(現神戸)、日本代表主将のMF遠藤航(現リバプール)らもプレーした。本拠地MHPアレナは収容人数6万441人。

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