横浜GKポープが殊勲のPKストップ シュート40本浴びるも神セーブ連発でクラブ初のACL決勝

2024年04月24日 22:58

サッカー

横浜GKポープが殊勲のPKストップ シュート40本浴びるも神セーブ連発でクラブ初のACL決勝
相手の5人目のキックを止める横浜・ポープ・ウィリアム(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【ACL準決勝第2戦   横浜―蔚山 ( 2024年4月24日    日産ス )】 準決勝が行われ、日本勢で唯一4強入りした横浜はホームで蔚山(韓国)との第2戦に臨んだ。この試合を3―2、2戦合計3―3とし、延長戦へ。しかし、そこでも決着はつかずPK戦に突入。GKポープ・ウィリアム(29)が気迫のPKストップを見せるなどPK5―4で相手を振り切り、クラブ史上初の決勝進出を果たした。決勝ではアル・アイン(UAE)と対戦する。
 両者一歩も譲らないまま迎えたPK戦。互いに4人目まで成功し、迎えた先攻・蔚山の5人目。右下を狙ったキックをポープが完璧に読み切り、横っ飛びで防いだ。横浜の5人目のDFエドゥアルドは冷静に決め、クラブ初の決勝進出の立役者となった守護神は「ほっとしています」と胸をなで下ろし、「体はけっこうギリギリだった。駆け引きでなく自分を信じて、決めた方向に思い切り飛ぼうと。それだけですね」と神セーブを振り返った。 
 
 前半はMF植中の2得点、エースFWアンデルソン・ロペスの得点で3点をリードしたが、39分にはDF上島が一発退場。数的不利を強いられた後半と延長戦はほぼ防戦一方だった。120分間に40本ものシュート(枠内15本)を浴びたが、冷静に対処した。「自分のところであれ以上失点しないことは意識していた。チームのみんなもハードワークして、マリノスファミリー全員でつかみ取った勝利」とうなずいた。

 5月11日にはホームで決勝第1戦が行われる。「このクラブのために自分自身も力を発揮できるように、いい準備したい」と言葉に力を込めた。
 

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